時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
私達のトラウマ
今日は原爆忌。
幼少の頃、丸木美術館に連れて行かれたことがある。原爆絵画で有名な美術館だ。別に私の親に「問題意識」があったというわけではない。単に家族で森林公園に遊びに行ったついでに足を伸ばしたというだけである。
作品は幼い私の意識に鮮烈な印象を残しており、原爆と言えばこの時の絵画体験が真っ先に心に浮かぶ。具体的な絵の内容は殆ど忘れてしまっているが、おぞましい記憶だけは鮮烈に残っている。今にして思えば、よいトラウマを残したと思う。尤もわが国においては、原爆を扱った作品は多かれ少なかれトラウマを残すもので、これはさほど珍しい事ではないだろう。
あれ以来、全く訪れる機会に恵まれていない。時間が取れないのもあるし、場所的にかなり難しいのだ。それでも子供のいる人は、家族連れで行ってみてはどうかと思う。

3.11以降、ヒロシマ・ナガサキは特別な日の特別な事柄ではなくなった。それは私達の「日常」の中に深く刻印されたのである。事態は現在も進行中であることは忘れないで欲しい。

このテーマ、明日以降も少し考えてみたい。
スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

この記事に対するコメント
リトルボーイ
実は、母親の実家が、山陰地方の「広島文化圏」地区でして、小学生の時、母親に広島へ社会科見学として連れていかれました。  

広島平和公園を歩き「原爆ドーム」を見学し、「資料館」の中へ、写真、その他資料等、あれ程、凄惨極まりないものを見た事はございません。もう、言いだせばきりがありませんが、一番ショックだったのは、広島型原爆「リトルボーイ」の実寸大模型を見た事です。まさかあそこまで小さいとは…あれが累計約20万人の命を奪ったとは…今でも鮮明に頭の中に焼き付いております。 

帰宅後、ニュース番組を視たら、あまりにも腹立たしく、言葉になりませんでした。  

まさか、追悼式典会場においても、政治家への記者達の質問は、「政局」だなんて!! 

お前らそれでも「人間」か?…と。  

そして、後は、オリンピック報道一色に。  

8月6日、9日くらいは、もっと時間を割いて「追悼報道特集」する事さえ圧力がかかる世の中になってしまったのでしょうか?  

東電テレビ会議(150時間分)公表を6日に設定するなんて、酷すぎる。  

すいません、冷静になれなくて。
【2012/08/07 03:17】 URL | ダムド #- [ 編集]

広島市民球場の思い出
広島市民球場最後の年、交流戦でひいきのパ・リーグのチームの応援に行った処、三塁側がチケ取れなくて一塁側のカーブファンのオジィサマ方と呉越同舟。「おぉ関東から来たんか…昔、ここで沢山の人が亡くなってな…」。
いきなり始まる原爆の話。コリャ歴史の生き証人と会話しとるんやな、と、試合そっちのけで(選手と監督さんにはゴメンナサイして)お話を伺う事に。…マァ野球観戦に行って貴重な体験談を伺いました。「けどアメリカを恨んではおらん」という一言が重かったです。
「原爆ドームのすぐ横のこの場所にあるから市民球場なんや…」、あぁそうか、オジィサマ方は野球場で「あの悲劇を風化させまじ」と「歴史の語り部」してなさったのかと。驚く事ばかりでとても勉強になりました。
狭かったから今時の選手には確かにつらい球場やったけど、大事な場所でした。そんな事を思いだしつつ…ものを思います。
【2012/08/07 20:52】 URL | ふぶら #- [ 編集]

そこは野球場でしたから(微笑)
昨晩の自分のコメントを再読していたら何かきれい過ぎる感じだったので補足します(汗)
広島市民球場のその内野席は一番高い所が喫煙場所で、そこで何人かのオジィサマのお話を伺ったのでした。ヤンキー座りで(笑)。
一人の方は歯が既に余り無くて、それに言葉も関東とは異なりますから、別のオジィサマに通訳して貰いました。「違う、練兵場はコッチや!」みたいな訂正も入りつつ、だからスムーズにお話が流れた訳ではないです。
勿論そこは野球場ですから、頭上からもっと若い壮年男性の声で「はて?何故ここに対戦相手の女性ファンが居るのですか?」みたいな意味の広島弁が降って来たりしました。その時点では五点位自分のひいきチームが勝っていたので、あわてて「広島県出身の野球選手」の話とかしてフォローしました。そのうちカープが逆転して又、昔のお話の続きを伺いました。
予想しない場所で伺うお話は本当に印象深かったです。
【2012/08/08 20:45】 URL | ふぶら #- [ 編集]


>ダムドさん
政局はご存知の通り。もともと同じ穴の狢ですが、仲良き事は美しき哉とか・・・ハァ
ACTAなんてものまで明るみに出てきました。あらゆる可能性のうち最悪のコースを選んでいるような気が・・・

>ふぶらさん
昔、友人が電車の中でカープの選手団に鉢合わせしたそうです。山本浩二や衣笠が現役の頃で、どう見てもヤクザの一行だったとか・・・(笑)
そういえば、映画「仁義なき戦い」のオープニングは原爆の描写でした。こちらは偶然ではなく、社会における暴力とは何か、という事を象徴的に描き出したものでした。
【2012/08/09 01:27】 URL | のわーる #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://noir731.blog106.fc2.com/tb.php/968-4f4fd4ad
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



のわーるのつぶやき



最新記事



カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -



最新コメント



過去記事のアーカイブ



カテゴリ



最新トラックバック



2010年「国際ジュゴン年」



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



RSSリンクの表示



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



FC2カウンター