時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
まつろわぬ意思
自己嫌悪が収まらず、それを打ち消すように読書に没頭する。
昨日借りてきた「生涯編集者」を読了。「創」草創期の相当無茶な苦労話から始まり、コミック規制問題、三田佳子次男、田代まさしの薬物問題、死刑をめぐる問題など、テーマは多岐に亘っている。とりわけ、和歌山カレー事件における三浦和義の奮闘振りには感心した。

暫く読み止しになっていた、船戸与一「満州国演義7・雷の波濤」を読了。小出しに感想を記していたので改めて書き立てることはあまりない。ストーリーの主軸は、日米開戦、というよりもマレー半島戦にある。このあたり、パーシバルの降伏に至るまでかなり緻密に描かれている。予備知識がないと、戸惑うかもしれないが、その場合、改めて関連資料などを当たりながら読み直してみるといい。自国の行状を知る事は、やはり必要である。
ラストの華僑虐殺の描写は船戸与一の面目躍如である。歴史を都合のいい美談として語る事を徹底的に拒否する姿勢は、信頼したい。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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