時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
密林の片隅で
そろそろamazonの利用を控えようかと思う(前にも書いたかな。こんな事)。いうまでもなく、コミックLO騒動の件である。
懲罰的な意図だけではない。amazonへの一極集中から離れようということだ。この会社は過去にも若松孝二の「暴虐女拷問」(DVD版)をリストから外したという前科がある(何故かVHS版はそのまま)。その他アダルト商品の取り扱い中止についても今に始まったことではない。流石にもう嫌気がさしてきた。
具体的に言うと、コストが同じなら他社の通販を利用するなどである。通販の利用自体を控えるのもいい。古書を求め、神保町を足が棒になるまで歩き通した学生時代。たまにはそんな日々を思い出すのも悪くはないだろう。
書籍なり、映画なり、表現物を商品として扱う場合、文化に対する信念を持って欲しいと思う。勿論、一介の販売業者に対し、「嫌いな表現物でも全力で守れ」とまでは言わない。だが、一度取り扱いを決めた作品を、一部の人間からの理不尽なクレームですぐ引っ込めるようでは、信義の問題にかかわってくる。これではそのうち時刻表みたいなものしか扱えなくなる。また、特定の価値観の持ち主達に対し、民間検閲官としての地位を認めてしまったことは罪深い。
単に資本の利潤を追い求めるだけの企業組織が市場を独占しているというのは、やはり危険である。脱amazonは難しいと思う(個人的には無理)が、減amazonくらいに踏み出しても不当ではない筈である。
それにしても、大阪の動向といい、人の内心や価値観の問題に土足で踏み込む連中の声が、ますます大きくなっている気がする。実にイヤだ。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

この記事に対するコメント
Welcome To The Jungle
>コミックLO

昨日からちょっとした騒ぎに…。 

Amazonは他にもコミック「快楽天」の取り扱いを「やめては復活」を繰り返していたりします。 

ツィッターの某氏などが主犯格に挙げられておりますが、数年前に日本法人の経営者が女性になってから規制派のロビイングが続いた結果ではないかと。 

実は私もAmazonゼロは難しいですが、丁度良いので今後は隣の駅付近の個人経営書店を利用、買い支えする所存です。

>神保町 

先月下旬、久々に行って来ましたが、靖国通り沿いもすずらん通りも…なかなかショッキングでした。ジョン・レノン眼鏡店(勝手に命名)は今も頑張っているので少しホッとしましたけど。
【2012/03/15 02:00】 URL | ダムド #- [ 編集]

大嫌いなので(苦笑)
アマゾンですか。一切購入していません。大嫌いです。何しろ、日本で税金払ってないって?…何故そんな事が許されるのか?植民地なんですかねぇ日本は。
それで今までちゃんと納税していた街中の小さな書店がたちいかなくなっているとか?ある学生街の古書店街は今や跡形も無く…一私企業に寡占させちゃイカンでしょ市民も。
自分は古くからの知人が本屋さん、なるべくそこで注文して書籍を購入しています。そのお店も廃業に向けて動いています。「ネットには勝てない」。そこの店主は近々街中の本屋さんは5分の1以下になると予測しています。
ネットは情報を深掘りするのには向いていますが、「概況をざっと把握する」のは極めて不得意なツールだと常々感じています。書店の棚は逆です。店ごとの個性も楽しいです。
街から書店が消える時、それは「遮眼帯をつけず複眼でものを見る訓練」がとても難しくなる時なのではないか?と懸念しています。
【2012/03/15 18:52】 URL | ふぶら #- [ 編集]

密林の語り部
>ダムドさん
LO・・・4月号はカピバラの表紙が可愛かったw
茜新社については、どんどん支えていきたいですね。これからも継続的に意見・感想などを含め、応援のメッセージを送っていこうと思います。

>ふぶらさん
最近は近所の書店で岩波文庫を買い支えしています。どんどん扱いが小さくなっているので・・・
本屋はぶらぶら歩いているだけで、学ぶことは多いです。気付かないうちに色々な知識が身についています。
書物に接することは、いわばひとつの「体験」でしょうね。これはネットで「情報を得る」こととは決定的に違うことのように思います。

橋の下の人については、他に非常勤職員の首切りとBL規制がありましたね。この間の一連のドタバタでドン引きする人が増えてきていれば、最悪の事態は防げると思うのですが。
【2012/03/15 23:56】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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