時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
心の瓦礫
瓦礫受け入れ問題だが、どうも一筋縄ではいかないらしい。
「がれきの拡散・焼却を危惧する。なぜなら、環境省は震災後、放射性廃棄物の基準を100ベクレル/Kgから8000ベクレル/Kgへ一気に緩和したから。各地で燃やされた灰が8000ベクレル/Kg未満なら一般廃棄物として普通に埋められてしまう」(想田和弘のツイートより)
8000ベクレル/㎏。非常時とのたまうが、この値はどうなのか。何せ、現段階で「収束宣言」を出してしまう国のことなので、一向に信用できない。
尚、小出裕章教授は、「原則として拡散には反対であり、専用の焼却設備さえ整えば条件付で処理を受け入れても良い(この辺り詳細あるが、略)が、焼却灰は全て原発に返すべき」と主張している。要は、最終的に人の住まない原発施設内に厳重に管理して封じ込めるべきという事だ。
無論、「反対派は福島差別のエゴイストだ」「反対派の正体見たり」的な決め付けで、悦に入っているような輩は論外。残念ながら反原発派にもこのような手合いが見受けられる。「自分以外の他人はそれ程バカではない」ということを思い知るべきだろう。

例によって大阪の政治的ピエロの話題。
今度は水道を民営化だの、遺産全額徴収だのとやらかしているらしい。
後者について「共産主義」という声が上がっているが、再分配への意思はまるで見られないので、理念としてはこれにすら値しない。まあ、既成の「共産国」でも再分配など碌にしなかったが…いや、あの男は新自由主義の自己責任論がくっついているから、もっと酷いかな。

↓この映画、観てみたい。

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追記:BD(bande dessinée)作家のメビウスが逝ったらしい。実にやりきれない。
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この記事に対するコメント
日本ゼロ地帯
ここのところ、更新記事内容が素晴らしくて私の方からは何を書いて良いのやら大変悩ましいですね。 

>ブルー・ゴールド 

「未公開映画」で紹介された「フロウ」なら観ましたがこちらの方は未観です。「水」の独占化は必ず「民営化」から始まりグローバル企業の独占状態に発展し、地元政治家の利権と化する。 

「水」はいまや石油以上の投資対象。橋下はおそらく「水道管」や「水道メーター」も自己の利権に結びつけようとしていると思う。大阪市のみならず、東京都も金持ちだけ「小河内ダム」なんて事になるかも。 


朝日ジャーナル購入しました。大熊由紀子が寄稿しておりますが、ツッコミどころ多々あり。 


寒いのは我慢するが、今日はぜってー雨降んなよ。
【2012/03/11 01:09】 URL | ダムド #- [ 編集]

被災地のがれき処理について
とても嫌われるかもしれない、非難されるかもしれないコメントをします。
被災地のがれきの処理は、やはり急務だと思います。がれきの山から発生する自然発火や衛生上の危険性を直視しない訳にはいきません。そして被災地のがれきは極めて広範囲にわたって大量に現在存在しています。とても東北被災各県の処理施設だけで処理可能とは思えません。放射線量測定の上、がれきを受け入れられる自治体は受け入れた方が被災各地の復興の手助けになると思います。
低線量被曝について、非常に極端に危惧する人々が多すぎるように感じるのは、自分の感性がおかしいのでしょうか…そうかもしれません。何しろ自分が胎児乳幼児だった1950~60年代頃は、大気圏内核実験が頻繁に実施されていた時期で、世界各地逃げ場も無く結構大量の放射性物質が降下していました。特に自分達の世代が著しく健康被害に見舞われたという実感もデータも無いものですから…鈍感だと言われればそれまでなのですが。
自然発火はこわいです。
【2012/03/11 01:48】 URL | ふぶら #- [ 編集]


途中で雨降っちゃいましたね。 

とにかくお疲れ様でした。 
私は最後までは無理でしたが、その後のわーるさんはじめ多くの「仲間たち」がどうなったのかが気がかりです。
【2012/03/11 23:31】 URL | ダムド #- [ 編集]

Re: 被災地のがれき処理について
瓦礫問題は感情論、精神論に陥りやすく、反対すれば「福島のことを考えないエゴイズム」と決め付ける風潮があります。私の周辺にもそうした特権的な正義意識から、むき出しの憎悪に凝り固まっている人がいますね。この風潮にうんざりし、「心の瓦礫」というタイトルを用いました。

瓦礫処理については、あらゆる可能性を比較衡量して、尤もリスクの少ない方法が採られるべきです。勿論、ここで言う「リスク」とは、処理の遅れによって生じるリスクを含み、「方法」とは他の地域での処理受入れを含みます。
私が指摘したのは、政府のデタラメな基準値緩和。8000ベクレルという基準値で何でもありの状態にしてしまい、10万ベクレル以下についてもどんどん処理方法を緩和している。リスクを回避する方法を一顧だにせず、とにかくドンドコ燃やしてドンドコ埋めちまえという、不可解な執念のようなものを感じます。どうも産廃利権が絡んでいるようですが。
【2012/03/12 18:29】 URL | のわーる #- [ 編集]


お疲れ様です。あの後、ドラム部隊がいつものデモの調子で締めを行っていました。その後は三々五々、みんな岐路についていました。あまり大きな動きがないので私も帰宅した次第です。
【2012/03/12 23:55】 URL | のわーる #- [ 編集]

了解です。そして調べなければ
了解しました。おっしゃる通り、瓦礫問題は感情的になりやすいと思います(原発問題全体がそうだと感じますが)。「福島を差別するな」と義侠心から「明らかに危険なレベルの放射線量」を許容するのは愚行ですし、逆に「子供に何かあったら責任とれ!」と凄み低線量を極度に問題視して全ての瓦礫を拒否するのも罪深い気がします。どちらかというと自分は後者に注目する立場…実際「放射能怖い」からと、福島からの子供を入園拒否した幼稚園の話なぞ聞くと「理性でなく『ケガレ』なんだな放射能」とは思います。
産廃利権については自分も噂は…ただ情報の精査と陰謀論には注意が必要な気が…。
1kg当たりの0.6万ベクレルから10万ベクレルへの緩和の影響程度を計算…しようとして失敗(自分ごときには無理だったw)、これは日本保健物理学会のQ&Aに尋ねてみようかと。「信用出来ない」「原子力ムラの手先か」的罵倒めいた声にも丁寧な対応…自分なら感情的になってとんでもない事言っちゃいそう(^_^;)
【2012/03/14 08:44】 URL | ふぶら #- [ 編集]

失礼しました(誤記訂正)
失礼しました。「規制緩和」の値は「0.6万ベクレルから」ではなく、「0.8万ベクレルから」ですね。しまった間違いでした。お詫びして訂正致します。
【2012/03/15 10:04】 URL | ふぶら #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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