時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
何処にありや
アレクサンドル・デュマ(父)の作品世界が懐かしくなり、長らく放置されていた「王妃の首飾り」を読もうとするが、本が見つからない。どこに紛れ込んだのやら。登場人物紹介の頁にジャンヌ・ヴァロワの名があったと言えば、「ベルばら」を読んだ/観た人にはピンとくるだろう。ブルボン王朝末期の、例の首飾り事件である。
とりあえず今日は捜索を断念。デュマの小説では「ブラジュロンヌ子爵」が未読のままになっているが、王侯貴族の恋愛模様など興味ないので後回しにする。ダルタニャンシリーズは、第二部(フロンドの乱、ピューリタン革命が舞台)までは楽しく読んだ記憶があるが。
文学的な評価は低いが、「黒いチューリップ」にしろ、「モンテ・クリスト」にしろ、馬鹿にできたものではない。ドラマ作りの基本について、色々考えさせられることが多いと思う。

ちなみに「ベルばら」には実写版映画というおぞましいものが存在する。原作ファン、アニメファン、宝塚ファン、それ以外の客の全てから叩かれた代物。監督は「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミ、しかも音楽はミシェル・ルグラン。映画に不案内な人にジャック・ドゥミの作品を勧めると、「ベルばら」を真っ先に観てしまう可能性が高いので注意されたい。あなたのセンスが疑われてしまう。
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テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント
ベルばらとは!
一応ヅカだけでなくレビュー好き(今月のOSK東京公演楽しみ!上に解散命じられた劇団が劇団員やファンの頑張り等あって奇跡的存続で関東公演)、もちヅカも好き、ベルばらには反応しちゃいますw
ベルばらという題材を宝塚は実に良く生かしていると思います。本編の他、案外「番外編」も良かった…「革命の理想に賭けたのに結局は恐怖政治か」的苦悩を描いた後日譚があったり。逆の立場からのルイ王子救出物語「スカーレット・ピンパーネル」は楽曲にも恵まれて、人気作として歌に優れたトップの組で再演あり。コスチュームプレイのロマン作品は実に宝塚!で堪能できます。
女子向け漫画の実写は現代ものでないと難しいですよね。「11人いる!」のNHKドラマにはモノ投げました(笑)。「大奥」は友人がモノ投げてました(汗)。映画「1999年の夏休み」は微妙でした…
【2012/02/05 01:56】 URL | ふぶら #- [ 編集]

えと連投すみません
えと、連投すみません…宝塚のベルばらについて…「オスカル」役って…実は多分、凄く難しいんですょ!
「男装の麗人だから宝塚にはうってつけ」ですが、しかし、ベルばら世界ではオスカルは「女性」である事は周知の設定です。例えば他の男性(役)に「フッ…所詮は女だナ」なんて侮られる場面とかある訳です。そこで「何ッ?」とかオスカル様気色ばむ…みたいな時は「きちんと本来は女子、でも男子の格好をしている」風に見えないとならない(勿論憎々しいセクハラ発言男(役)も巧かったり)。無論戦闘シーンではりりしく男子に見えなければならない。そしてアンドレとのラブシーンでは女性でなければならない…大変な技量を要求される役だと思うのです。かなり「ジェンダーって何?」とか考える事も出来ちゃいます(微笑)
まぁ世界でも稀な「男役文化」、虚構の世界でも「女であり男」、舞台の演者としても「女であり男」。この2つのジェンダーいったり来たりが堪能できる日本に生まれて良かったと思う自分です。ついでに手塚治虫経由で漫画サブカルにも多大な影響だったりする宝塚、いと楽し、であります。この間の「オーシャン111」、良かったな~。
【2012/02/05 02:20】 URL | ふぶら #- [ 編集]

黒ばらは夜ひらく
色々ご紹介ありがとうございます。宝塚版は未見ですが、楽しさが伝わってきました。
劇場版は主演女優がどう見ても女性にしか見えず、全体として演出に全くやる気が感じられないという点を突っ込まれていました。おバカ映画のファンとしては、ちょっと観たい気がします(笑)
トランスジェンダーは手塚治虫も好んで取り上げていましたね。リボンの騎士、どろろ、キャプテンKen、MW、アトムもそういうところがあります。

>11人いる!
そういえばドラマ版、ありましたね。想像するだに恐ろしくて手を出しませんでしたが。
「ポー」や「トーマ」は典型ですが、初期の萩尾作品は「神話」の世界だと思うので、取り扱うには相当の覚悟がいると思います。考えなしに作るとカオスになってしまうのでw
【2012/02/05 23:53】 URL | のわーる #- [ 編集]

女子向け漫画世界をご存知とは!
おぉ~!女子向け漫画にもご造詣が深いとは…脱帽する次第です。萩尾望都はあの当時、本当に衝撃でした。「神話」とはいい得て妙かと存じます。
男役レビュー文化な世界は「いっぺん行ってみると大概の人が面白い!と思う」世界かと。男性はお芝居以上にレビューが好みの方が多い様で…ラインダンスを嫌いだとおっしゃる男性に、自分はかつて人生でお会いした事がありません(笑)。ラインダンスはOSKも又、素晴らしいフィジカルとアイディアで楽しかったりします。一生に一度は生ラインダンス鑑賞です!(あらw)
…但しヅカのベルばら系の作品は大人気、チケット確保が至難の技です。普段の人間関係の女子力が問われます(笑)。個人的にはベルばら的欧州宮廷ものもいいけれど、「スペイン内戦」題材で人民五輪まで出てきちゃうとか、「アイーダ」なんだけど誰が見ても米のイラク戦批判になってるとか、「虞美人」の軍師同士の背中凍るやりとりとか、そのあたりの演目も興味深いです。
で…すみませんチャタりました(反省)。正しくは「オーシャンズ11」でした。いや~多彩な人物出し入れも脚本も演技も出色だった星組ナイス!…現代ものも楽しい。そりゃ昔から手塚治虫を魅了する位ですから(にこ)
【2012/02/06 01:31】 URL | ふぶら #- [ 編集]


面白い作品を開拓しようと思うと、自然と少女マンガにも手が伸びていくものです。まずは定番の「ガラかめ」を皮切りに(笑)。今でも漫喫にいくと、レディースコーナーから適当に抜き出して読み耽っています。勿論、当たり外れは多いですが。
【2012/02/07 00:12】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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