時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
虚飾の伽藍
経産省前テント村の集会に行く。かなりの人が集まった。流石にここで強制撤去など行ったらパニックになる。権力も手を出せなかったようだ。少なくとも、私がこの記事を書いている時点では無事である。
一方で竪川公園では、ホームレスの強制排除が開始されているという。こうした権力の手口を見ると、何かしら病理的なものに取り憑かれているとしか思えない。10年近く前にイスラエルがパレスチナに大侵攻を行ったとき、同じような病理性を感じた。
権力者達は、意に添わぬ者を排除し、抹殺する事で自らの尊厳を維持しようとしているらしい。スカイツリーだか不快ツリーだか知らないが、これを支えるロジックは原発と変わらない。印象操作によるイメージアップと、社会的弱者に対する蹂躙がその根幹にある。汝らは白く塗りたる墓に似たり。
嘗てナポレオン三世時代、パリの大改造が行われたことがある。その結果、多くの社会的弱者が犠牲となった。エドワール・マネの有名な「アプサントを飲む男」は、そうした社会から排除された人々を扱った秀作である。由来、権力者たちの虚飾に満ちたプロジェクトの背景には、こうした多くの不幸が横たわっているのである。

tent01
流石に寒かった。
tent04
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この記事に対するコメント
どうしようかな
>経産省前テント村 

実は表現規制関連で知り合った知人が午後からずっと現地に張りついていて逐一メールで連絡を取り合っておりました。日が落ちてみるみる人の数が増えていったようですね。現地発表で700人以上と聞いております。のわーるさんはじめ皆様本当にご苦労様でした。私の知人は「ふるさと」をボロ泣きしながら歌ったそうです。私も目頭を熱くしました。まだまだ戦いは続きます。泣くのはすべて廃炉してからにします。合間をみてツイッターでチェックしていたら堅川公園の排除が始まったのを知り、暗澹たる気持ちに…。なんでも近隣住民達が排除する側にまわっているとか、渋谷宮下公園の時と同じではありませんか!私が聞いている範囲では両公園の近隣住民達がホームレスの人たちに何回も人間として許せない暴言を吐いたそうです。政権交代以来マスコミは沈黙を貫いております。ある意味絶対に許せません。 

朝生、今回のテーマは「橋下市政」…ハシスト本人が出てきてはいるが、事前収録放送って…舐めているとしか…なんでわざわざ大阪のスタジオでの討論なのか意味ねーじゃん、それからなんで「あずまん」がいるんだ?しかもハシストの側に…こいついつも立場的に強い側に寄生するんだな、表現規制の時も毎回反対派を装った規制賛成派だし。あほらしーてやってられんわ、もう寝ます。
【2012/01/28 03:00】 URL | ダムド #- [ 編集]

オマケ
寝ようと思ったら「日の丸君が代」条例になったので我慢して視ています(笑)。あーあ、ハシストついに「ゼロトレランス」言い出した。香山リカ氏が海外では大失敗していると指摘しても、無視、ここまでひどい男とは。論外。
【2012/01/28 03:16】 URL | ダムド #- [ 編集]

ホームレスが中学生
中高生がホームレスを襲撃したという事件が時々問題になりますが、何のことはない、大人(行政)のやっている事を反復しているだけのことです。そしてこの種の手合いが諸手をあげて礼賛するのが自己責任論のポピュリスト。「弱者を蔑ろにする=強くて頼もしい」という奇怪な価値観が窺われますね。
ゼロ・トレランスなど支配のための屁理屈に過ぎないし、平たく言えば「健全」なロボット人間の社会を作りたいと言う事。もはや社会ではなく、人形遊びの世界です。「私はあなたの人形じゃない」(イプセン)
(タイトルは城定秀夫監督の映画。パロディが原作を上回った例)
【2012/01/29 00:56】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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