時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
アンラ・マンユと斉天大聖
諸星大二郎「西遊妖猿伝 西域編」第二巻を購入。前巻では沙悟浄との遭遇で殆ど終始した感があるので、本格的な西域探訪はこの二巻目から始まるといっていい。ソグド人とのトラブルに巻き込まれる玄奘一行。事件の背後には魔物の影が窺われる。
ゾロアスター教の教義を作品世界に活かしていくくだりは、諸星の面目躍如であろう。内容を咀嚼した上で、独自の世界を作り出そうとしているところを見ると、相当な研究を積んでいるものと思われる。私は雑誌連載で読んでいたのだが、まだこの話、後々の複線になりそうな気配である。楽しみなところだ。
あと、諸星は相変わらず子供を描くのが抜群にうまい。ハルワータとアルワータが活き活きとはしゃぎ回っている様子が、とても魅力的だったということは、是非とも強調しておきたいと思う。

西遊妖猿伝 西域篇(2) (モーニングKC)西遊妖猿伝 西域篇(2) (モーニングKC)
(2010/06/23)
諸星 大二郎

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尚、私の好きな西遊記漫画に諏訪緑の「玄奘西域記」というものがある。これについても機会があれば詳述したい。
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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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