時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
大地のうた
昨日の「怒りのドラムデモ」の報告。
迷子になる時間を換算して、少々早めに集合地点に向かう。移動中、太田昌国の評論集(ゲバラ本ではない)を読み直し、自分の立ち位置について考える。
恵比寿公園に着くが、まだ時間が早いため、あまり人は来ていない。どの程度集まるか少し不安になるが、時間が経つにつれ、徐々に人が集まって来た。誰もが、ドラム、タンバリン、木魚、フライパン、等々、皆それぞれ様々な楽器を手にしている。意外と鍋やフライパンが大きな音を発していた。中々強力な「武器」だ。
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デモ開始早々、飛び入りしてきた人がいた。よくよく見たら山本夜羽音だ。今日は姿が見えなかったので、おやと思っていたが。それにしても、行く先々でよく顔を合わせるものだ。
デモ自体はシュプレヒコールの一切ない、変則的な形式。皆、ひたすら楽器をやかましく鳴らし続け、明治通りを北上する。私は、途中で購入した鈴を振り回していた。意外とこれがなかなかいい。

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相当な大音量のはずだが、中にいるうちに感覚が麻痺してくる。異様な熱気に包まれ、地鳴りのような響きとなってあたりに轟き渡る。何か大地の怒りのようなものが沸き起こってきたような感覚を受ける。
音のリズムが「Occupy Wall Street!」に聞こえてきた。間違ってはいないはずだ。「Occupy Shibuya!」「Occupy Tokyo!」でいこう。「Occupy Toden!」というのもありじゃないか。

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渋谷に近づくにつれて日が暮れてきた。沿道では耳を塞ぐ人が多い。綺麗事は言わない。とにかくここは騒ぎ続けよう。例によって渋谷を大きくぐるりと回っていくコースを辿り、デモは解散となる。皆、興奮冷めやらず、中々楽器の音が収まらない。今回、警官の存在はあまり気にならなかった。向こうも規模が読めなかったようだ。これが万単位まで膨れ上がるとまた話が違ってくるのだろう。とにかく、実にいいデモだったと思う。

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デモの模様は朝日新聞朝刊にも取り上げられていた。ウォール街占拠と同様、もはや無視できない存在になったということか。
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この記事に対するコメント
貝になりたい
怒りのドラムデモ。


いつもながらの誠実なレポート。

頭が下がる想いです。


さっそく動画サイトにアップされており視聴いたしましたが、沿道の人々に強烈なインパクトを与えたようで、嬉しいです。 

反、脱原発のムーブメントは、少なくとも首都圏の人口には膾炙しつつあると信じたいです。

やはりデモを継続していく意外に手段はないのでしょうね。

ただ残念なことに、ウォール街の件については近所の60代以上の人々は誰1人知りません。

ウォール街の存在さえ殆ど知りません。 

結構報道されているにも関わらず…。

私の親も含め、あの人達に関しては、言うだけ無駄なので、今後は現役世代の若い人達へ話そうと決意しました。
【2011/10/11 02:55】 URL | ダムド #- [ 編集]

Re: 貝になりたい
ドラムデモ、後ろの方ではいつも通りコールを上げていましたね。動画を見て始めて知った(笑)。

関係ないですが、花田清輝に「私は貝になった」というラジオドラマがありまして、登場人物が、あさり・やどかり・ひとで・柳の木・石・・・という妙ちきりんな構成。内容は軽妙な寓話ですね。スピノザを引用したりして・・・。シナリオが第三書館の作品集に収録されているので、機会があれば一読をお勧めします。
【2011/10/11 23:02】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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