時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
さまざまな死
船戸与一「新・雨月」上巻を読了。船戸作品の中でも極めて情報量の多い小説である。そのため、やや生硬な印象さえ与えるかもしれない。無論、意識的に行われた操作であり、凡その意図も理解できる。詳しい感想は下巻を読んでからにしたいと思う。

このところシドニー・ルメット、エリザベス・テーラー、田中好子と、訃報が相次いでいる。
そういえば千代丸健二も亡くなったな。森達也の「A」に出ていた人だ。ビデオテープ提出の件で、当初は森に対し、電話口で居丈高に噛み付いたらしい。喧嘩を売る必要のない所に攻撃を仕掛けるという、一番みっともないパターンだ。
S・ルメットは「十二人の怒れる男」を観ているが、厚みのある人間ドラマとして見事に纏まっていた。最後まで意地を張っていた男が、涙ながらに胸のうちを告白するシーンは圧巻だったと思う。尚、酒井法子主演の「審理」(監督:原田昌樹 脚本:加藤竜士)でラストシーンがオマージュされていたのが記憶に残っている。
E・テーラーについては「雨の朝パリに死す」(監督:R・ブルックス)しか観ていない。やたら観るのが苦痛だったことを覚えている。男女関係のグダグダはどうしても苦手だ。
田中好子・・・完全にすれ違いだった。世代的には引っ掛かっている筈だが、両親が歌謡番組に一切関心が無かったため、「キャンディーズ」という名称だけが周囲の環境の中に刻印されていたと思う。

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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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