時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
「胎児よ胎児よ何故躍る 母親の心がわかっておそろしいのか」
「あしたのジョー」の番宣が鬱陶しい。いい加減にしてくれないか。
タイガーマスクも実写版製作の方向性だという。「巨人の星」「侍ジャイアンツ」「ど根性ガエル」の実写化も近いか?個人的には「がきデカ」を希望したいが。「風と木の詩」「パタリロ」・・・やれるもんならやってみろ。
そういえばジャック・ドゥミ監督の、実写版「ベルばら」という凄まじい代物があった。流石に観るのが怖く、未見のままだが。

先日観た「屋敷女」の感想を記そう。(監督:アレクサンドル・バスティロ 、ジュリアン・ モーリー)
原題はア・ランテリユール。「内部にて」という意味である。胎児のイメージが頻出することからも窺われるように、これは子宮内部の意味でもあり、屋敷の内部の意味でもある。もっと言えば、本作のストーリーそのものが子宮の内部で起こった出来事であると考えてもいい。
プロットは単純で、頭のいかれたハサミ女(ベアトリス・ダル)が、主人公である妊婦(アリソン・パラディ)を襲うというもの。動機は末尾に示されてはいるものの、ここまで来ると偏執狂というしかない。
最終的に主人公は胎を切り裂かれて殺害され、摘出された胎児をハサミ女が胸に抱くところで映画は幕を閉じる。
胎児は胎内瞑想の夢を破られ、生誕する。惨劇で徹底的に破壊された家から生まれるものは何だろうか。
それとも、「生誕とは一種の惨劇である」ということだろうか。
ちなみに、ベアトリス・ダルは「ベティ・ブルー」の女優。アリソン・パラディは歌手のヴァネッサ・パラディの妹である。

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(2009/01/07)
ベアトリス・ダル、アリソン・パラディ 他

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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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