時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
ベストセラー考
仕事帰り、本屋に立ち寄る。あった、あった。「逮捕されるまで」(市橋達也著)。昨日も記したが工夫が無いな、この題名。「現代性犯罪 ある容疑者の告白」・・・こりゃもっとまずい、昔の映画の題名だ。
立ち読みでパラパラと数ページ目を通す。逃げ出してからの事実関係が淡々と述べられているが、特別深い洞察が見られるわけではない。時折見せる、反省めいた口ぶりにはあまり関心を惹かれなかった。尤も、反省の弁など誰が言っても紋切り型にしかならないのだろうし、これは著者の人格の問題とは関係が無いと思われる。また私自身、「反省」という点にあまり関心が無いのも事実だ。
若松孝二に「17才の風景」という映画がある。母親を金属バットで殺害した主人公が、ただひたすら自転車で逃げていく話で、若松は犯罪の原因よりも「逃げていく少年はどんな気持ちだったのか」に最も関心を惹かれたという。市橋の本にもそれと同じことが言えるかもしれない。
いずれにせよ、慌てて購入するほどではないと思えた。図書館に入れてくれるかどうかは微妙だが、読みたければブックオフで充分だろう。

帰宅後、読みかけたまま放ったらかしになっていた珍太郎小説「火の島」を少し読む。300ページくらい読んところで飽きてきたため、放置したのだが、無駄に長くないか、これ。
こちらは大抵の図書館には置いてある筈なので、読みたければそちらを活用すれば充分だろう。

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柄本佑、針生一郎 他

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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