時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
あらゆる犯罪は革命的たり得るか~今日の犯罪をめぐる言説について
市橋達也の手記が刊行された。別に幻冬舎に異を唱えるつもりは毛頭ない。
金子ふみ子から大道寺将司、重信房子にいたる政治犯の系譜は別としても、私達は既に、永山則夫や宮崎勤の手記を目にしている。題名にセンスが無いというのはとりあえず措く。
今日、書店を訪れる機会があったにもかかわらず、この本を手にすることはなかった。色々他の事を考えていて、関連書籍のコーナーに行くことが無かったから、つまり完全に忘れていたからである。無論、私達は死刑囚の手記からさえも、何かしらの啓発を受けることはあり得る。よって、ハナから馬鹿にしてかかるつもりは無い。
ネット上では著者と出版社への非難の声がかまびすしいが、今更しゃちほこばって、モラリストの振りをするのもどうかと思う。異論を許さない同調圧力の強さに、薄気味悪いものを感じるのは私だけだろうか。
そう考えると、平岡正明が既に亡くなっている事が残念でならない。彼だったら、人をくったような独自の犯罪哲学と、革命論を展開して見せただろうと思う。こういうムチャな人も、最近は少なくなった。

あらゆる犯罪は革命的である (1972年)あらゆる犯罪は革命的である (1972年)
(1972)
平岡 正明

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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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