時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
話題の「キャタピラー」について
映画「キャタピラー」(若松孝二監督)の主題歌が話題らしい。そういえば、予告編に流れてたな。元ちとせの「死んだ女の子」。
http://www.wakamatsukoji.org/
来月から沖縄で公開の筈だが、主題歌って、この時期に決まるものなのか?

●題名のこと
この映画は元々原題どおり「芋虫」の名が冠せられていた。私自身、トークショーで「次回作は乱歩の「芋虫」です」と監督から直接聞いている。ところが周知のように、出来上がった作品のタイトルは「キャタピラー」(英訳しただけだが)。
もっぱらの噂では、乱歩の遺族と折り合いが付かなかったため(おそらく金銭面)、別題で製作される運びとなったという。この種の改題は珍しい事ではない。寺山修司の「百年の孤独」も原作者ガルシア・マルケスの了解が得られなかったため、「さらば箱舟」の題で公開されている。

●原作との乖離
また、この作品について、一部で「製作者は原作を読んでいない、理解していないのではないか」との声が聞こえる。
無論、乱歩の「芋虫」は反戦小説とは言いがたい。若松もそんな事は百も承知だろう。
そもそも、若松プロの映画作りは昔からそうだった。「金瓶梅」を革命劇にしてしまった過去もあるわけで、今に始まった事ではない。
何よりも、彼は60年代のアングラ文化の真っ只中を駆け抜けてきた張本人である。見くびってはならないだろう。
いずれにせよ、その成果がどう出るか。公開が楽しみなところである。

旧予告編
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://noir731.blog106.fc2.com/tb.php/3-e5a169c5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



のわーるのつぶやき



最新記事



カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -



最新コメント



過去記事のアーカイブ



カテゴリ



最新トラックバック



2010年「国際ジュゴン年」



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



RSSリンクの表示



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



FC2カウンター