時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
「だが総てを忘れてそれは美しく、身を引きがたく少年を捕えたのだ」(石原慎太郎「ヨットと少年」)
ホッケ「迷宮としての世界」、ジャン・ジュネ「バルコン/女たち」(いずれも岩波文庫)を購入。
石原慎太郎の短編「ヨットと少年」を読む。少年期をテーマにすると、筆致が生き生きする作家がいるが、石原もその一人らしい。認めたくないのだが、奥深い良作だ。
尚、本作では夫婦の性生活を少年が覗く場面が重要なファクターとなっている。この辺り、三島の「午後の曳航」を連想させる。ついでにいうと、「夫婦の性生活みたいなのを漫画に描くことが・・・」という、例のわけのわからぬタワ言も思い出した。作家としてはともかく、人間としては最低だ。

ところで、彼の「聖餐」がスプラッター小説であると一部で喧伝されているが、軽く拾い読みしたところ、残酷描写はどうということはない。筒井康隆の「問題外科」の方が、遥かに過激である。
「聖餐」については、いずれ感想をここで記す予定だが、思い込みだけで暴走しないよう注意して欲しい。

・・・そう書いておきながら、「太陽の季節」のバカバカしいパロディを思いついてしまった。あまりにくだらないので、ここには書かないでおく。
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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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