時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
この闘いは「感性の闘い」である
取手で通り魔事件。治安パラノイアが何か言い出しそうだ。またマンガやゲームの所為にするんじゃあるまいな。
ちなみに、映画監督/作家の森達也に言わせると、通り魔事件の年間犠牲者数は、スズメバチに刺されて亡くなる人の数より少ないそうだ。これは今日聞いてきた話。実は、森達也、二木啓孝両氏のトークショーに行ってきたのである。「A3」の刊行記念だが、本書が広く読まれることを私からも望みたい。
森氏は今日の社会は右傾化ではなく、擬似保守化であり、集団化である、と指摘する。一人でいることが怖いため、何らかの敵を見つけて集団化する。危険な存在を見つけたいと躍起になる、それがポスト・オウム社会の実態であるという。

折角なので、質疑応答で、監視社会化や青少年条例のことなどに触れてみた。二木氏は都議会民主党の変節に対するありったけの怒りを表明していた。その上で、この条例をめぐる闘いは、「感性の闘い」である、と規定していた。つまり、支配的な感覚の持ち主と、それと異なる角度から物事に接する者との間の、「感性をめぐる闘い」であるということだ。また、森氏からは「ポピュリズムに迎合しない人が現れれば、変わってくると思う。展望があるとすればそこじゃないか」との回答が示された。
私の拙劣な質問に回答して下さったお二方に、感謝を捧げたい。

A3【エー・スリー】A3【エー・スリー】
(2010/11/26)
森 達也

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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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