時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
投票の意味について
めまぐるしく動く事態に頭がついていけない。フランス、ドイツでは立て続けにテロリスムの嵐が荒れ狂い、アフガニスタンでは80人近くが死亡した。高江では機動隊がテロ活動に狂奔し、都知事選では日本会議のレイシストが優勢と伝えられる中、相模原でヘイトクライムと思しき虐殺事件が勃発した。
どこから手をつけていいかわからないが、差し当たりずっと引っ掛かっていた事を述べておく。
映画監督の森達也が「若者は棄権していい。へたに投票しないで」というインタビューを公表した。
これに対し、「棄権は抗議にならない」という、常套句がネットを飛び交ったのは周知のとおりだろう。実際それは正論であり、わたしも棄権には反対である。だが、森のインタビューをよくよく見ると、これは「棄権のすすめ」ではない。軽率な投票行動を戒めているのである。
「憲法を守りたいから自民党に投票する」、「戦争は嫌だから自民党に投票する」、「格差社会に反対だから自民党に投票する」等々、こんなスットンチンカンな意識で選挙に臨まれたら堪らない。冗談みたいな話だが、こうした立場を取る人は少なくないのである。
選挙の齎す結果は、決して軽いものではない。「お試しの選挙」と言いながら、取り返しのつかない結果を齎すことにも繋がりかねない。「そんな事を言ったらますます投票率が下がってしまう」という向きもあるだろう。だが、本当に数字を上げさえすればいいのか?本末転倒になっていないか?
そもそも、これは難しいことを要求しているのではない。「主権者としての自覚を持って投票してくれ」という当たり前のことを言っているのである。それさえ出来ないようなら、幾ら投票率を上げても碌な結果には繋がらない。「今回は勉強、次はちゃんと考えて投票しよう」と言っても、「次の機会」は来ないかも知れない。昨今の情勢を見ると、杞憂とばかりはいえないのである。
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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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