時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
拒絶する意思
フランスではトラックが80人以上を虐殺し、トルコではクーデタ事件が勃発し、この国では近代国家の諸原理の抹殺を謀る政党が大勝利した。
「改憲なんて知らなかった」などという言い訳は聞くつもりは無い。この政権が何を目論んでいるかは、調べようと思ったら幾らでも調べられた。よって、そんな弁明が通用すると思ったら大間違いである。人々は戦争を望んだ。人権放棄を望んだ。主権の放棄を望んだ。それがこの国の有権者の選択として示されたのである。
ではわたし達はそれに従うのか?答えは否である。問われているのは、わたし達がどうありたいのか、何を望むのか、である。「民意は自民党を選んだ?これに従え?知るかボケ!」と叩き返してやればよい。わたし達は、戦争を支持しろと言われたら拒絶するし、原発を受け入れろと言われたら拒絶するし、人権を捨てろと言われたら拒絶する。
体制側の三百代言に耳を貸す必要はない。彼等は公正の仮面を被って自分たちの正当性を喧伝するだろう。しかし、相手の土俵に乗る必要はない。権力のおためごかしにどこまで拒絶する意思を貫けるか、わたし達の力量が問われている。

ところで、安倍晋三は、フランスと「基本的価値観を共有」し、「強い連帯を表明」するのだそうだ。近代社会の価値観を蛇蝎のごとく忌み嫌ってきた男がこのようにのたまうこと自体笑止だろう。また、この男の言う「フランス」には、例えばバンリューに住む移民の人々は一切含まれていない筈である。都合のいい部分を切り取り、自らの好戦的な野心の実現に利用しようとする、浅ましい根性ばかりがそこに見て取れる。
事件を政治利用するな。犠牲者はお前に利用されることなど望んでいない。人間を舐めるな。


マリーヌ・ルペン率いるフロン・ナシォナル(国民戦線)への怒りを表明した一曲。
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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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