時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
或る「棄権」について
例の核実験(自称「水爆」)についての国会決議だが、山本太郎が棄権した理由をブログで述べている。
以下、簡単にまとめてみた。

1.北朝鮮の核実験については断固非難する
2.衆議院の決議文と参議院の決議文は内容が異なる。参議院の決議文は、衆議院のものに比べ、我が国独自の制裁を強める姿勢が読み取れる。制裁を行うのであれば、国際社会との協調の下に冷静に行うべきである。徒に挑発に乗るべきではない。
3.かの国との緊張状態を徒に高めることの問題性
 ・わが国の国土は原発(ターゲット)だらけであり、そこで齎される危険性があまりに大きい。
 ・拉致問題の解決が蔑ろにされる。
 ・核保有大国に対する姿勢のダブルスタンダード。
4.むしろ大国における核兵器の、具体的な削減案を外交的カードにして、北朝鮮との交渉を主導する意気込みこそ、私たちには求められる。

「この先、我が国がアジアと世界の平和に対して、リーダーシップを示していくなら、決議の中身も、深みのある内容が望ましいと、問題提起を含めた棄権を選択しました」


ここで国際社会なるものが「やっちまえ!」と言い出したらどうなるかと思うが、それは4に示された提起が彼の回答になっているだろう。彼の立場は明確で、付け加える事は殆ど無い。いったい何を騒いでいるのか。普通に筋道の立った事を言っているだけではないのか。勿論異見を唱える立場もあるだろうが、少なくとも山本の主張は何ら非難されるべき性質のものではない。

人間観が徹底的に荒廃している。他人を判断するとき、「こいつはこういう奴に決まっているのだ」とカテゴライズして理解したつもりになる。しかも、大体その類型化は恐ろしく貧弱なイマジネーションに基づいているものだ。この種の手合いからは、「非国民」、「在日」、「ブルジョワ的」、「無自覚な差別主義者」といったキーワードが乱発される。何が面白いのか?人間像に厚みが無いのだ。こうした薄っぺらな人間観しか持てない輩が、社会や文化を語るなどおこがましい。
人間性の、果ての無い深みを凝視せよ。安易に理解したつもりになるな。
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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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