時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
年末に思う
バタバタしているうちに年末になってしまった。
今年一年を振り返ると、この社会が戦争に向けて大きく動いた、最悪の一年だったと思う。もっとも、これが「来年よりはずっといい」という、ロシアン・ジョークのような事態になりそうな気配が濃厚なのであるが。
個人的には、今述べたようにバタバタの一年だったというほか無い。生涯国外の地を踏むことはあるまいと思っていた私が、仕事で三度も渡航する羽目になったというのも想像できない事柄だった。海外に行くと人生観が変わるという人が多いが、どうも私の場合、あまり変化した様子が無い。余程鈍感にできているのだろうか。

今年も観た映画の本数はあまり多くないのだが、久々に順位などをつけてみる。
1.野火(監督:塚本晋也)
2.リアル鬼ごっこ(監督:園子温)
3.劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza(監督:岸誠二)
3.ガールズ・アンド・パンツァー劇場版(監督:水島努)
野火は原作の力もあるのだが、圧倒的に頭抜けていたのは疑いない。テーマ性の強さを基準にしたが、2位以下は入れ替えが可能である。尚、スター・ウォーズは親子喧嘩の話で、特筆すべきものは無い。マッドマックスは何がいいのか全くわからない。

楽観的なことは言いようが無い。来年もまた、地獄への顎が、ひとつ、またひとつと開いていく年になることだろう。それでも、逃げる先などはありはしない。私たちに出来ることは、もがき続けながらこの社会を精一杯生き抜くことだ。
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この記事に対するコメント
Punk's Not Dead!
>この社会が戦争に向けて大きく動いた、最悪の一年だったと思う。もっとも、これが「来年よりはずっといい」という、ロシアン・ジョークのような事態になりそうな気配が濃厚なのであるが。

他にも、原発再稼働ラッシュ、共謀罪、選挙(もう結果はみえているけど)色々と来るね、来年も。

辺見庸の「もう戦争がはじまっている」を読んだけれども自分も同意。もう戦争ははじまっているのだ。だから、帯の「いでよ、深き憎悪をもて、群れず、ひとり闇をさまようもの」と。

後ろも先も暗闇だ。ならば、せめて闇をさまようならば、自分は光になりたい。そして、希望という名の扉を見つけたい、そう考えて行きたいと思う。ましてや、某ブログのコメ欄で自分は別の者から「お前のような脱被曝派は『福島差別をする人間のクズ』だ、食べて応援だ」と言われたからには、余計に思う(つまり嘗ての「非国民」というワードと同義)。戦争、原発、TPP(コーポラティズム、すなわち「帝国主義」)は、皆同根。「正常な神経の持ち主」ほどキチガイ呼ばわりされる国だよ。でも、辛いけど「ワイルド・サイド」を歩くしかない。

◆AERA、12月14日号の「高校生与論調査」の結果。

★驚き、でも残念ながら納得。
アエラ「18歳男子、安倍内閣支持54.6%、原発再稼働支持66.4%、安保法制支持59%」。
若い人よ。安倍政権のマイナスは貴方達を襲うー(孫崎享氏)

「本誌1030人調査でみる18歳の世論」

                 男子     女子

・安倍内閣を  支持する    54.6%   33.6%

        支持しない   45.4%   66.4%

・原発の再稼働 賛成    66.4%   36.9%

        反対      33.6%   50.9%

・安保法制   賛成      59.0%   36.9%

        反対      41.0%   63.1%

◆絶望的な結果だ(特に原発再稼働男子の結果。女子の結果が救いだが)。しかし、Twitterがきっかけで、原発反対、安保法反対、TPP反対、アンチレイシズムの若者たち(SEALDsじゃないよ)と知り合い、実際に会うことができた(ネトウヨからの嫌がらせも酷かったけどね)。世代間のリレーのバトンを渡す若者が増えた。そんな嬉しいハプニングがあった年でもあった。やっぱり、実際に行動に移すことが大事だね(某ブログの雑魚どもと違って)。

今年も、お疲れ様でした。近いうちにまた会おう!来年もよろしくね!
【2015/12/31 15:27】 URL | ダムド #iu8Dq9Ko [ 編集]

Re: Punk's Not Dead!
そうですね。選挙のたびに「不正があった!」と取り沙汰されますが、安倍政権を支持する人は、私たちが考えている以上に多いと思います。一番判りやすいのが、「中国に対し、安倍さんはよくやってくれている」という理由。私の周囲でも、安倍政権のやらかした事をいくら取り上げても、「中国の脅威」で全てチャラになるのが現実です。そこで免罪されると、他の課題についても「きっと正しいんじゃないか」という雰囲気に呑み込まれる。あとは「国がやっているんだから従うのは当然」という理論ですね。「国が間違う筈が無い!」というアレで。

>近いうちにまた会おう!来年もよろしくね!
私からも近々お会いしたく思います。こちらこそ何卒よろしくお願いします。m(_ _)m
【2016/01/01 19:42】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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