時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
「不可思議は常に美しい」
クロフツ「樽」、櫛木理宇「ホーンテッド・キャンパス」読了。
「樽」は古典の誉れ高い作品で、少年期に読もうとして挫折した苦い思い出のある作品。今回漸く卒読したのだが、印象としては今イチだったように思う。アリバイ工作/時間のトリックというのはミステリーの定番だが、どうも個人的に好きではない。犯人が優秀すぎるモンスターというのも、ご都合主義的で興醒め。モンスターならモンスターなりの描き方がある筈なのだが。
後者は「氷菓」のオカルト版とでもいうべき作品。無論、舞台に高校と大学の違いはあるのだが、ヒロインがどうしても千反田と被ってしまうのはどういうわけだろう。私の個人的な妄想だろうとは思うのだが(米澤穂信「氷菓」についても語ることは色々あるが、別の機会にしたい)。
それはともかく、軽いホラー物として本作の作風は極めて安定しており、好感が持てる。シリーズ化しているので、続編も読み進めてみたいと思う。

・・・どうも私は、謎解きよりも不可思議なストーリーが性に合っているらしい。
スポンサーサイト

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://noir731.blog106.fc2.com/tb.php/1439-34102ad6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



のわーるのつぶやき



最新記事



カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -



最新コメント



過去記事のアーカイブ



カテゴリ



最新トラックバック



2010年「国際ジュゴン年」



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



RSSリンクの表示



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



FC2カウンター