時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
平井和正作品の思い出
平井和正が亡くなった。「8マン」は世代的にあまり接点が無いのだが、ウルフガイ、アダルト・ウルフガイ、死霊狩り、幻魔大戦、等々、私達の少年期に大きな足跡を残した人だった。生頼範義の印象的なイラストも忘れがたい。世界を股にかける犬神明の活躍は、少年期の私に鮮烈な感動を与えた。
彼はハードボイルドSFという、独自のジャンルを築き上げたことで知られるが、やはり「幻魔大戦」のインパクトは大きいだろう。とはいえ、無印版の小説「幻魔大戦」は、途中から宗教の話になってしまう。アダルト・ウルフガイも「人狼白書」の頃から作中に天使が登場したり、主人公が「神われと共にあり」とのたまうなど、妙な方向にどんどん突っ走ってしまう。これは当時平井がGLAなる宗教団体に入信していたことが影響しており、教祖のゴースト・ライターなども務めていたという。
「真・幻魔大戦」の収拾のつかなさに辟易し、「もういいや」と離れて以来、彼の作品は手にしていない。後になって、GLAからは距離を置くようになったと聞いたが、その後の作風はどうなったのだろうか。閲覧権を購入するという電子書籍のシステムが嫌いなので、現在も彼の作品からは遠ざかったままとなっている。よって今も、彼の作品は少年期の思い出と共にある。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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