時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
大いなる凡作
このまま放っておくと、いつまでもレビューを書かないで終わりそうなので、眠い目をこすりながら書き記す。
リドリー・スコット監督「プロメテウス」の感想を記す。言うまでもなく、「エイリアン」の前日譚。ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」を下敷きにしていると聞いているが、ラヴクラフトはあまり読んでいないので、この原作についても語るすべを持たない。
ラヴクラフトで読んだ作品は、「インスマンスの影に」や、「ダンイッチの怪」、その他幾つかの短編にとどまる。大体この人の小説はゴチャゴチャしていてこなれが悪く、読みづらい。E.ポーと比べると、作家としての力量の差は歴然としている。
とはいえ、後代に残した影響は馬鹿にはできない。諸星大二郎の作品群から、「這いよれ!ニャル子さん」に至るまで、わが国のサブカルチャーにも多くの足跡を残している。
閑話休題。映画の話に戻る。結論を言うと、穴だらけで、不備の多い映画である。完成度は極めて低い。突っ込み所は幾らでもあり、私がここで一々取り上げる必要も無いだろう。
ひとつだけ取り上げてみよう。おそらくリドリー・スコットは「闘う女性」が好きな筈である。毎度のことなので、今更特筆する事柄でもない。だが、ヒロインが、敵である「エンジニア」の惑星に単身乗り込もうとするのは幾らなんでも無理がある。続編ありきの終わり方だが、この後どうするつもりだ。
失敗の原因を年齢のせいに帰したくはない。スコットの、今後の復活を待ち望みたいと思う。
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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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