時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
あれ?ゴジラは?
ゴジラ(監督:ギャレス・エドワーズ)を観る。正確に言うと、本作はゴジラ対〇〇という、一連の対決シリーズに近い。結論を言ってしまえば、あらゆる意味で物足りなさが目立つ映画である。アクションとしてはそれなりに面白いのだが。

・まず、ゴジラが徹底的に脇役である。スピルバーグの「ジョーズ」を意識して、ゴジラを小出しにしたというが、敵役の怪獣である「ムートー」があれだけ出張ってしまっては、ゴジラへの期待感が薄れてしまう。これは想田和弘監督も指摘するとおり。
・原発や核を取り敢えず出してはいるが、設定上の位置づけがゴチャゴチャしてよくわからない。この辺りが明確にされないまま、ストーリーがどんどん進んでしまい、中途半端な印象を受ける(何故か日本の原発に冷却塔が立っているが、これはまぁ御愛嬌である)。結局は、「核」をテーマ性として位置づける信念もないまま、味付け的な、小道具として使っているせいではないか。この中途半端さはいただけない。
・ベタベタとした家族主義を、やたら強調するのが鼻につく。アメリカ映画のお約束といってしまえばそれまでだが、それを差し引いても押し付けがましい嫌らしさが目立つ。仕舞いにはムートーの夫婦愛まで描かれるのだが、もういい加減にしてくれないか。

映画は社会問題を訴える道具ではないし、核問題にこだわれと言うつもりは毛頭ない。だが、とにかく中途半端で物足りなさの目立つ映画だった。もう少し何とかできた筈なのだが・・・


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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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