時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
あまりにも不毛な話題
やれスーツがけしからんだの、ブルドーザーがけしからんだのといった、愚にもつかない議論があほらしい。
これらを活用したデモの是非を言いたいのではない。立論の方法が洒落臭いのだ。
如何に屁理屈をこね回そうとも、スーツやブルドーザーにイデオロギー的属性など存在しないし、し得るべくもない。それが何らかの思想的意味として機能するのは、何らかの関係性の中に置かれた時である。それをあたかも確定的な、普遍的属性であるかのように言い募る。このように、関係性をモノの属性のように錯視することを物象化的錯認という。
具体的な話をしよう。例えば前記のデモは、左翼的なロジックに仮託していえば、「権力の武器を人民の手に!」ということになる筈である。これは関係性を組み替えることにより、物の持つ意味を変えていく、転化していくということである。権力側の属性が備わっていると考えられていたものが、関係性の変換により、逆の意味を持つものとして機能していくわけである。件の糾弾者には、こうした発想は無いのだろうか。
私自身はこの種の大仰な物言いは好きではないし、下らん寝言で騒ぐこと自体がばかばかしいと思っている。だが、「○○は●●に決まっているのだ!」といった、硬直した物言いで他者を恫喝する輩には軽蔑しか感じない。百害あって一利無しである。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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