時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
道具としての「正義」
倉敷の女児誘拐事件報道において、TBSは悪質な印象操作報道を行った。同局によれば、被疑者の部屋にはアニメのポスターが置いてあったという。言うまでもなく、この事柄は事件自体とは直接関係はない筈である。にもかかわらず、TBSはこれをやたら強調して報道した。あたかも、アニメが犯行を招来したといわんばかりの扱いであった。
一方、この番組(サンデーモーニング)において、ガザ地区における虐殺についてはほんの僅かしか触れる事はなかった。連日、空爆と地上軍の攻撃により、子供を含む数多の市民が殺害されているにもかかわらず、彼らはこれをとことん軽視した。「イスラエル、パレスチナ、どっちもどっち」という論脈においてのみ、この戦争については語られた。あたかもパレスチナの子供の命など、どうなっても構わないかのような報道姿勢であった。
おそらくTBSにとっては、子供の命などどうでもいいのだろう。単に異常趣味を満たすことと、アニメファンをイジメることによる嗜虐的快楽を得たかったのだろうと思う。いわば、自分だけの「正義」の持つ、嗜虐性である。
もっといえば、「正義」が自らの嗜虐性を満たす為の道具となっているわけである。「誰かを懲らしめている俺は偉い」、これは、善意の運動体においてもしばしば見受けられる倒錯であり、私たちはこれを厳しく指弾しなくてはならない。「正義」は政治用語であることを、私たちは身に沁みて判っている筈である。

※こうした報道の背景には、警察や行政の意向というものが大きく働いているのだが、本稿では、あえて「それ以外の動機」について記すこととした。
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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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