時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
汚れちまった都議会に
出張先から記す。口を開けば汚物に首を突っ込むような思いだが、取り敢えずひとつだけ。

かねてより、東京都議会はクリーンな場所などではありはしなかった。耳を覆いたくなるような不快な野次は、決して昨日今日の話ではない。昨今になって、議員の質が劣化したというのは、能天気な誤謬である。
一例を挙げよう。嘗て青少年健全育成条例という、いかがわしい条例が改悪されたとき、如何なる野次が飛ばされたか、想起して欲しい。「エロ議員」「お前、痴漢されて喜んでるんだろう」といった、耐え難い野次がこの時議場を飛びかったのである。
だが、人々はその後もこの(現)与党を支持した。どんなにおぞましい罵詈讒謗がその口から飛び出そうとも、人々が叛旗を翻すことはなかった。今回の騒ぎも、祭として散々炎上した後には、やはり自公政権が選ばれるのだろう。事件が娯楽として消費されていくのだ。投票に行かないということも、黙示の承諾である。不正選挙などという言い訳は通用しない。
人々の支持を受けて、彼等は同じ愚行を繰り返す。他でもない、有権者がそういう議員を望んだのだ。人々が望む限り、議会からこうした汚物溜めのような風景は、今後も消えることがないだろう。
人々の意思がどれだけ本物か、それが問われている。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

この記事に対するコメント
以前からひどかったのを知っています
何回か都議会を傍聴したことがありますが、本当に酷い野次が常態化してました。
特に野党の女性議員には反響わんわんこだまするかと思うほどの野次が、与党側から飛んでいました。男性議員でも若手にはひどい野次が飛ぶことありとも聞きました。
要は女性や若者への蔑視であり、女性や若者への人権侵害を当然と考える中高年男性の意識の問題だと愚考します。
…残念ながら、この人権感覚への鈍感さは多くの日本人の一定数以上の男性が共有し、時には積極的に賛同しています。「女は黙ってろ!」「若造のクセに」…又女性にもそんな男性に従う人も多いです。意識的か無意識的にか、保身と処世術のなせる「権力者へのへつらい」です。事実抗議する女性を誹謗中傷する声はネットにあふれ、「みんなの党」のおときた議員事務所には脅迫FAXまで…
それでも泣き寝入りしない!と多くの人々が発言してます。少しは希望があります。
【2014/06/22 20:01】 URL | ふぶら #- [ 編集]

Re: 以前からひどかったのを知っています
ご無沙汰です。
この国では無茶を言い散らす人間を「頼もしい」とする風潮があるようですね。
ただ、今回に限って比較的マトモな反応が見られたわけですが、「これって本物なの?」「みんなの意識が本当に変わってきたと考えていいの?また踊らされているだけなんじゃないの?」という疑念かどうしても残ります。金目発言は影が薄くなりましたから。
【2014/06/25 02:58】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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