時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
「俺たちは生きものだ。原発は天敵だ」
ポレポレ東中野で、話題の「A2-B-C」(監督:イアン・トーマス・アッシュ)を観る。
今も住民を悩ませ続ける、福島の放射能汚染と内部被曝の現実を描いたドキュメンタリー作品である。数値の操作、情報の隠蔽は、私たちもこの間散々目の当たりにしてきたが、改めて「ここまでやるか!」との思いを深くした。
中盤、学校の取材許可をめぐって校長と揉めるシーンがあったが、校長の対応が殆ど旧ソ連の官僚と瓜二つだった。「私達は今、何を見ているのだろう」と、慄然とする。これが今日の日本の現実である。
情報を隠すこと、発信しないことが当たり前、知らせないことが当たり前という風潮は、おぞましくも着実に根付いている。そのひとつの表れが、先日の美味しんぼ騒動であることは言わずもがなだろう。甲状腺の嚢胞についても、医師会レベルで結託して、調査をしない、認定しない、という方針がとられていると証言されている。全て「無いこと」にされていくのだ。
繰り返す。どこの国でもない、これが今の日本の現実の姿である。私達は、こんなおぞましい社会を生きている。



ポレポレ東中野。垂れ幕が素晴らしい。
ポレポレ
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悪魔も憐れむ国
ttp://www.47news.jp/smp/CN/201406/CN2014061001002304.html このニュース知っている国民は1%もいないと思う。だから、いまだに低線量の被爆は大丈夫だの、原発推進あるいは容認派から、山下俊一教授はバッシングされて可哀想、気の毒だの、先般のパパママウォークで「お前ら電気が使えなくなったらどうする?無責任だ!」と罵声を浴びせて来る輩が後をたたない訳だ。この国のこんな世の中に僕らは生きている。これから更なる絶望が僕らを待ち受けている。
【2014/06/12 16:41】 URL | ダムド #iu8Dq9Ko [ 編集]

Re: 悪魔も憐れむ国
>更なる絶望
茹でガエルは絶望を知らずに一生を終えるものですね。或る意味幸せといえます(タメイキ)
【2014/06/16 00:24】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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