時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
「無敵の力はアタシのために」~大泉で「ロボットガールズZ」を観る
劇場版「ロボットガールズZ」(監督:博史池畠 脚本: 兵頭一歩)。レビューを記す必要があるのかどうか疑問だが、何か一言書かずに気がすまないのは、困った性分である。
内容は東映による「マジンガーZ」を中心とするロボットアニメのセルフパロディ。お馴染みの巨大ロボットを美少女に擬人化し、スラプスティックコメディにしたものだが、こうした作風は、全て永井豪の作品世界の延長上にある。これは永井作品に触れてきた者には自明の事柄だろう。
舞台は練馬区大泉学園光子力ムラ…もとい、光子力町。無害でクリーンなエネルギーを宣伝する様子は、原子力ムラのブラックな風刺である。原作と同様、マジンガーZ達が「あしゅら男爵」たちを懲らしめるのだが、「正義の心は二の次、三の次」と宣言するように、マジンガーが殆どチンピラと変わらない。この点、「天体戦士サンレッド」を連想させる。少女マジンガーたちは事あるたびに、無駄に大立ち回りを演じた挙句、町を何度も滅茶苦茶に破壊(これは永井の漫画版へのオマージュ)。バカバカしいことこの上ないブラック・コメディで、制作陣が全力で悪ふざけを演じたものだが、最近では難しくなったエロチックで下品なギャグを満載した愉快な作品となった。鈴木則文のいうように、「下品こそ人生の花」だ。

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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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