時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
バルテュス参拝記
先日も触れたバルテュス展、やたら混んでいたので閉口する。バルテュス展は遠い昔、東京ステーションギャラリーで開催されたものを観に行ったが、殆ど作品が被っていないのはありがたい。それにしても、キャプションをひたすら読みふけり、絵などさらりとしか観ていない人が多いのはどうしたことか。
私がバルテュスの名を知ったのは、御多分にもれず、澁澤龍彦の「幻想の画廊から」である。青土社版の単行本を少し無理して購入したのも懐かしい思い出である。表紙はアルチンボルドの「司書」だった。
バルテュスについては、独特の色と筆使い、それぞれお互いに無関心な人物像、時に露骨に、時に婉曲に描かれるエロティシズム等、その特徴は限りない。作中にしばしば描かれる猫は、バルテュス自身の分身だろう。それにしても、静止した時間の中、永遠のナルシックな世界へ静かに耽溺する少女たちの姿には、やはり魅了された。

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テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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