時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
迷走
美味しんぼ騒動は、天皇裕仁の死亡前後や、オウム騒動の異様な雰囲気と似てきた感がある。ネット言論を中心とした、ここ二週間ばかりの狂乱状態を異常と思わなければ、どうかしている。完全に箍が外れているのだ。
ところで本日発売の「スピリッツ」に掲載された最新作を見ると、特に真新しい事柄は記されていない。どれも、これまで私達が脱被曝運動の界隈で見聞してきた事ばかりである。書籍となって、店頭に並んでいるものも多い筈だ。「何故今回に限って?」と首をかしげた人も多いだろう。ネームバリューの差か。ミニコミ出版物と、天下の「美味しんぼ」では発信力が違うのは致し方ない。よって、「美味しんぼ」に向けられた憎悪は、脱被曝そのものへの憎悪と受け止めた方がいい。「危険だから逃げて!」という言説が、「差別」「ヘイト」と認定されるのだ。ここが正念場だ。

また、この一連の騒動を奇貨に、言論支配の動きが急に活発化している。石原伸晃、橋下徹、菅義偉、片山さつきといった血税の寄生者達がいい例である。いずれも、公権力が表現物の内容に介入するのは当然と考えているような、恥知らず共だ。「規制には反対だが、今回だけは特別」などと、こいつらに期待する人間は、豆腐の角に頭をぶつけて死んで欲しい。「よい表現規制」など存在しない。
一方で、「「美味しんぼ」のせいで表現規制の動きが強まった、どうしてくれる」などと寝言をほざくバカがいる。「エロ本のせいで表現規制の動きが強まった」などとぬかす輩と同等である。規制があったら規制した下手人を叩くべきなのだ。それ以外に闘いの方向などありはしない。「マンガ規制を防ぐのは簡単だ。マンガを描かなければいい。それだけのことだ」・・・だが、本当にそれでいいのか?
この国のおかれている状況には、まさに腐爛死体を見る思いがする。
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Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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