時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
「連休」の合間に
連休中、とやらであるらしい。だが今日、私たちの「生」にとって、本質的な休息などあり得るべくもない。一歩間違えば、たちどころに足元をすくわれてしまうのだ。そんな、痛ましい時代に生き続けなければならない所に、私たちの不幸がある。

先日は、特定秘密保護法に反対するデモに参加した。学生たちが主体の、若々しいデモである。私は持病の膝関節痛がひどくなったため、行程の3/4くらいで離脱した。成立から半年近くが過ぎた今、徐々にこの悪法の存在が、人々の記憶から風化しようとしている。為政者の思惑は、まさにそこにあるのだが。
一方で、言説空間は変容を遂げつつある。「美味しんぼ」騒動、護憲集会に対する公共施設利用不可、都合の悪いことを見せない、言わせないという圧力が日増しに強まっていることは、疑いがない。押し付けられるだけではない。人々の意識の内に、言ってはならない、見せようとしてはならないという禁忌が発生しつつあるのかもしれない。ファシズムは草の根からも到来する。

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この間、活動家然として凄んでみせる連中が、人間性への洞察を徹底的に欠落させているという事実をまざまざと思い知らされた。無論、そんな輩ばかりというわけではないが、高名な人間の中にも、その種の手合いが少なからず存在するのは事実である。
人間性をマルかバツかで裁断しようとする、そんな政治主義者に社会を語る資格などありはしない。

追記:渡辺淳一が亡くなったという。私が彼の作品について知るところは殆どない。遠い昔、少年期にエッセイ集「北国通信」を読んだくらいか。内容はまったくといっていい程覚えていない。ただ、「ソーラン節」が労働者を不眠のままこき使うための、奴隷労働の歌であることを、この本で初めて知った。それだけでも印象深い読書体験だったと思う。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

この記事に対するコメント
It´s Not Easy.
WAO!リニューアル?

仲間がツイキャス中継すると言うので、自宅で視ました。

>この間、活動家然として凄んでみせる連中 が、人間性への洞察を徹底的に欠落させてい るという事実をまざまざと思い知らされた。 無論、そんな輩ばかりというわけではない が、高名な人間の中にも、その種の手合いが 少なからず存在するのは事実である。

実は昨夜、A君のキャスで全く同じ話題になりました。何人か人物挙げましたが、敢えてツイッター連携させて名指ししたのは、元噂の眞相編集長、岡留安則氏ですね。

そして、ナベジュン先生と言えば、件の噂眞、洞爺湖スクープ。読んだのは自伝小説「白夜」を途中まで読んでそのまま。普通、12歳で夢精した事を親に言うかなぁ? 合掌。
【2014/05/08 00:23】 URL | ダムド #iu8Dq9Ko [ 編集]

Re: It´s Not Easy.
> WAO!リニューアル?
ハイ、スマホ版のデザインをちょっと変えてみました。

最近、「闘っているからオレは偉い」的な錯覚をしているとしか思えない人が目立つようになってきました。そして挙句の果ては、「〇〇は〇〇に決まっているのだ」という決めつけで、全てを理解したつもりになるという、いつものパターン。人間の心の底知れない深淵は、活動家のチンケな憶測で推し量れるようなものではないのに、一切そんなことには目を向けようとはしない。

最近、ドストエフスキーについて色々と考えます。
【2014/05/10 00:54】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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