時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
地に足のついたファンタジー
太田昌国「極私的60年代追憶」、奥平康弘・木村草太「未完の憲法」を購入。レビューを書くとしたら、もう少し後の話になりそうだ。

友人と共にアニメ「新世界より」(原作:貴志祐介)を一日かけて観る。1000年後の衰亡した世界を舞台にしたSF作品で、児童間引き(殺処分)、記憶操作、非能力者への遺伝子改造と奴隷化などのディストピア世界が描かれる。周到な伏線を張り巡らせながら、次々と予想の上を行く展開に、とにかく圧倒されたの一言だった。
怯えた大人たちが子供たちを封殺しようとする点、対立する階級(?)への非人間視など、現代社会へ寓意と取れる点も多い。叛乱軍の首領は人格的には最悪であるが、その分、家族や恋人を殺された主人公の葛藤に共感できるような仕組みになっている。結末はほろ苦いが、骨太で重厚な構成を持った作品なので、もっと評価されてしかるべきである。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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