時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
雑想
何かしら、一日中気怠い感覚が抜けない。
あまり頭も回らないので、さしあたり、この間書きそびれたことをいくつか記す。

先日紹介したドキュメンタリー映画「標的の村」が、山形国際ドキュメンタリー映画際で市民賞と日本映画監督協会賞を獲得したという。ドキュメンタリーの登竜門といわれる山形だ。賞の権威に縋ろうという気はさらさら無いが、まずは嬉しいニュースである。

友人と「劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟」(監督:錦織博 脚本:吉野弘幸)を観る。明らかにマクロスを意識したストーリー。事実、脚本はマクロスFを執筆している人だが、同じことを今更ここでやる必要も無いだろう。
舞台は立川市をモデルにした「学園都市」。SFでお馴染みの「軌道エレベーター」をめぐる陰謀物のストーリーだが、色々詰め込みすぎて中途半端な凡作になった典型。登場人物もオールキャストでなく、もう少し絞り込んだほうがいい。作りようによってはもっとよい物になったかもしれないが、残念な結果に終わっている。

上橋菜穂子「闇の守り人」を読む。「精霊の守り人」の続編。「精霊」はアニメ作品にもなったので、今更紹介するまでも無いだろう。チャグム少年を守り育てる、女用心棒・バルサの力強い姿に感銘を受けた人も多い筈だ。
本作はバルサの里帰りの話である。久しぶりに帰郷したバルサは、育ての親が裏切り者として貶められ、そこに権力をめぐる醜悪な陰謀劇が渦巻いていることを知る。そして自らも「反逆者」として、謀殺の危機に陥ることとなる・・・ファンタジーの中に、人間の業のようなものを描き出した良作。
この間、軽い小説ばかり数十冊読み飛ばしてきた(それはそれで魅力的なのだが)。本作もすらすら読める性質のものであるが、なかなか骨のある作品で、強く心に残るものとなっている。
スポンサーサイト

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://noir731.blog106.fc2.com/tb.php/1310-cd7d4918
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



のわーるのつぶやき



最新記事



カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -



最新コメント



過去記事のアーカイブ



カテゴリ



最新トラックバック



2010年「国際ジュゴン年」



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



RSSリンクの表示



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



FC2カウンター