時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
ふと思うこと
戦車小僧とKGBの親玉が話題になっている。

いわゆる北方領土なるものを考える際に、そもそもそこはアイヌ・モシリであるということに思いを馳せて欲しい。そして江戸期~現代に至る、かの地とその住民の辿った道を歴史的文脈において考えて欲しい。これらの断層を抜きにした、「日本固有の(つまり和人の)領土を取り返せ」という立論は、あまりにも暴力的ではないだろうか。
国後、目梨の蜂起は1789年の事。かのフランス大革命と同年である・・・
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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ニコライ師の嘆き悲しみ
たまたま今読んでいる本の一冊が、幕末から明治にかけて日本に来たロシア正教のお坊さんのニコライ宣教師の本です。その中にシコタン島が出てきました。ニコライ師は日本中あちこち宣教したのです。
ニコライ師はシコタン島の親切な人々の貧しい生活を記してこう書いています。「別れて悲しかった」。
当時のシコタン島の住民は、明治になって無理矢理パラムシル島から移住させられた千島アイヌの人々でした。シコタン島では十分な食料を得られず「もう半数以上が死んでしまった」。その日、師をもてなした人々の行く末も…ニコライ師は「村は遠からず消滅する」。
政府はなんとひどい事をしたのかと恐ろしくなりました。ニコライ師を乗せて船をこぐ娘達の、美しいソプラノやアルトの歌が切ない記述でした。
【2013/05/01 23:09】 URL | ふぶら #- [ 編集]

Re: ニコライ師の嘆き悲しみ
ニコライ堂のあの人ですね。明治政府は戊辰戦争を始め、権力基盤を固める際に仮借ない暴力性を発揮したと思います。
「ニコライの日記」は私も気になるので、そのうち目を通しておきたいですね。
【2013/05/03 23:59】 URL | のわーる #- [ 編集]

ニコライ師の観察眼にびっくり…
「宣教師ニコライとその時代」(講談社現代新書)です。大変面白いです!ベストセラー人気エンタメ小説を読むのを止めて、寄り道して戻れない位です(笑)
ニコライ師の日記が中心なのですが、その観察眼は鋭いです。筆致は時に辛辣時にユーモラス、日本の意外な一面を活写したり宣教の不首尾に落胆したり…浅慮で軽薄なロシア有閑貴婦人を短い文章でぴしゃりとやっつけたりするあたりはチェーホフの短編みたいだったり(*^_^*)。
幕末から明治の日本各地の庶民の生活を知る上でも、超一級の資料と言えそうです。お弟子の一人が逃げ回る途中で、少年時代ののちの名士と偶然行き合うあたりの推理は、著者の想像もあるとは思いますが活劇のよう、著名なロシア文学者も複数登場…無類に面白いです。
【2013/05/05 02:15】 URL | ふぶら #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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