時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
青年期の残滓
「僕は二十歳だった。それがひとの一生で一番美しい年齢だなどと、誰にも言わせない」
いうまでもなく、ポール・ニザンの台詞である。私が二十歳の時はどんなだっただろうか。つらつら思い出して見ると、PKO、沖縄と、慌しくデモや集会に駆けつけていたような気がする。その結果得られたものが、壮大な無でしかなかったと考えるのは情けない。
無理がたたったせいか、バイト先で腰をぶっ壊したのもこの頃である。人が人を平気で見捨てるという事も学んだ。教訓を全くいかすことなく、同じ失敗ばかりを繰り返しているのはご愛嬌だが。
「挫折こそ青春の証である」と述べたのは高橋和巳だった。本気で物事にぶつかり、挫折し、傷つきながら多くのことを学んでいくのが青年期というものだ。はじめからニル・アドミラリであった人間に、それを論評する資格は無い・・・
多くの人は、ここで生き方の器用さを身につけていくものだと思う。だが、いつまでも青年期の尻尾が切れずに、不器用な生き方を続ける人間も存在する。「もはや憎むことを恐れてはならない」ニザンのこの言葉は、今も私の心を躍らせてやまない。そんな自分自身に対し、苦笑を禁じえない昨今である。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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