時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
或る殺人を巡る考察
過去に記したノートから。


刑事犯罪を巡る近代の裁判制度は、「弁護の余地のない犯罪というものは存在しない」という原則のもとに成り立っている。無論、被害者にしてみれば、殺してやっても飽き足りない感情というものはあり得る。だが、なべて被害者というものは、被害の軽重にかかわらず、殺してやりたいくらい加害者を憎みつづけるものである。筆者はなにも被害者や遺族を愚弄したいわけではない。人の感情というものはそういう動きをするという一般論である。私自身、いじめを受けた相手を今でもぶち殺したいと思っている。
だからこそ、被害者、遺族へのケアが必要となる。私は、死刑によらない被害者のケアは可能であると考えている。むしろわれわれの社会は死刑制度の存在により、被害者の救済活動を怠ってきたのではないか。

われわれは被害者に成り代わることはできず、その気持ちを代弁することはできない。存在論的に不可能なのだ。被害者を僭称し、やっつけてしまえ、殺してしまえと囃し立てることは、野次馬の自己満足に過ぎず、被害者や遺族を侮辱する行為ですらある。この人たちは傷ついているのだということを忘れてはならない。
スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://noir731.blog106.fc2.com/tb.php/1172-841a63d4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



のわーるのつぶやき



最新記事



カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



最新コメント



過去記事のアーカイブ



カテゴリ



最新トラックバック



2010年「国際ジュゴン年」



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



RSSリンクの表示



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



FC2カウンター