時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
一抹の不安
キャプテン・ハーロックがCGアニメ映画として製作されているらしい。今秋に公開されるという。この所、頻繁に松本零士の話題を取り上げてきていたのだが、どうも人の考える事は同じようなもののようだ。
マンガ版のハーロックはトチローの墓参りを終え、マゾーンと決戦に打って出るところで未完。アニメ版は大山まゆを軸にうまく作って完結させていた(このまゆというキャラクターについては大いに語るべきところがあるのだが、別の機会にする)。
尤も、マゾーン虐殺の件りは両者共にいただけない。ミシェル・セールの言い草を借りれば、この手の作品には「右のページ」と「左のページ」が共に存在するものである。愚昧な教育論者は、それを根拠にこうした作品に規制をかけようとして憚らない。ファシズムや残虐性の温床になるというわけだ。だが、文句をつけながら楽しむのも作品鑑賞のあり方である。そしてその上で作品を「善用する」地平に至れば、もって瞑すべしである。
で、なぜこのたびフルCGアニメという冒険に打って出たのか全く理解できず、こちらとしては当惑するばかりである。率直に言って、ただただひたすら危険な匂いをかぎつけてしまうのだが、どうしたものか。CGをやたら売り物にすると、FFだのキャシャーンだの、ゴエモンだのといった珍作が想起され、監督の荒牧伸志はともかく、脚本の福井晴敏には「うーん」という、ネガティブなイメージが先行してしまう。
私はハーロックシリーズは「SSX」、OVAと、殆ど全て観ていると思うが(「ラインの黄金」はマンガ版のみ)、とにかく残念な結果だけは残さないように願いたい。文句しかつけられない作品というのは流石に願い下げである。
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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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