時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
或る省察
どんよりと意識が濁ったような状態が続く。こんな日常を繰り返していると、思考が硬直化するものだ。仕事をして、食べて、寝る。それだけが全てとなる。二本足の家畜として、私達は絶えざる馴致化の中を生きている。それが私達の生の基本形態である。そこでは目の前に与えられた事柄こそが「真実」である。ヘーゲルの言い回しを借りれば、現実的なものは理性的であり、理性的なものは現実的であるということになる。そこからはみ出すものは何も存在しない。
言うまでも無く、これは偽りの調和である。やがてこうした世界観は否応なしに破綻する。3.11はその典型だった。だが、破綻した傷口は再び糊塗され、何事も無かったかのようにこれまで通りの日々が再開する。何かおかしいと気付いていても、私達の自己意識は日々の業務に忙殺され、やがて繰り返される「馴致化」の下に埋没する。
いい加減、まずくないか。
スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://noir731.blog106.fc2.com/tb.php/1148-4bb870c2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



のわーるのつぶやき



最新記事



カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -



最新コメント



過去記事のアーカイブ



カテゴリ



最新トラックバック



2010年「国際ジュゴン年」



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



RSSリンクの表示



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



FC2カウンター