時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
命をわれらに
山手線のホームに柵が設けられている事に気が付いた。「ホームドア」とか言うらしい。地下鉄ではだいぶ以前から設置されているものである。安全対策ということだが、どうも窮屈で、あまり好きではない。それでも酔っ払って転落する人のことを思えば、一定の意義はあるのだろう。
このご時世、ホームへの転落事故といえば、偶発的な事故よりも、自殺のケースを考えてしまう。柵が設けられていれば自殺への敷居が高くなり、こちらの件数も減少するかもしれない。だが、自殺の対策に必要なのは、「死にたくても死ねないようにする事」ではなく、「死のうと思わない状態にすること」である。昨今の状況を見ていると、どうも前者の方に比重が傾いている気がしてならない。「自殺の名所」にパトロールを増やして監視体制を強化する事など、その典型だろう。死ぬ事すら出来ないように追い詰めていく事が抜本的な解決に繋がるとは思えない。対症療法も大切だが、まずは生きさせるための条件が必要なのだ。
自殺の件数が減少したと聞くが、怪しいものだ。数字をいじくって見栄えを良くする事など、幾らでもあり得る話である。「死なせない事」以上に、「生きさせる事」が重要である。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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ホームドア
やはりホームドアはあった方がいいような…知人に視力障がい者が居るのですが「私達は本当に簡単に方向感覚を失ってしまう」、列車利用はやはり怖いそうで「いつもは6両編成が来る時間に8両編成が来た」りするだけで動揺するそうです。点字ブロックあっても「どっちがホームの内側か?」がわからないブロックだと大変とか。
実際に視力障がい者のホーム転落事故の悲劇はありますし…上方の落語家で全盲の笑福亭伯鶴さんも、ホーム転落事故で一時は本当に危なかったとか。幸い昨年復帰されたそうです。
かなり前に伯鶴さんを一回大阪の市民寄席で拝聴、結構ブラックユーモアの利いたSF風味の新作落語でクールな笑いをとられていました。「夢屋」、夢を売るお店の噺でケチると悲惨な夢を見るという(微笑)。
【2013/01/12 01:18】 URL | ふぶら #- [ 編集]

Re: ホームドア
>ホームドア
あの窮屈さが単なる馴れの問題なのか、本質的な問題と関係があるのかよく判りません。ただ、話のマクラとしてちょうどいいので取り上げました(苦笑)
【2013/01/13 01:02】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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