時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
日暮れて道遠し
急に寒くなった。腰痛が酷いが、取り敢えず仕事に行く。
ヤマトファンの同僚とまたもや松本零士談義。お互い、「古代守=キャプテン・ハーロック」という設定を記憶している世代だが、今や知らない人、多いんだろうなぁ。

先日、「ガラスの仮面」49巻を購入したが、相変わらずの停滞振り。動きそうで動かないのは誰もが知るとおりである。この後もあまり期待しない方がよさそうだ。ゼノンの逆説を地で行っているというのは前にも書いたと思う。
未完に終わった大作はいくつもある。漱石の「明暗」、山本有三「路傍の石」、中里介山「大菩薩峠」、埴谷雄高「死霊」、栗本薫「グイン・サーガ」、半村良「太陽の世界」、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」(「大いなる罪びとの生涯」として発展させる予定だった)、カフカ「城」、「アメリカ」、サルトル「自由への道」、評論「家の馬鹿息子」、カミュ「最初の人間」等々枚挙に暇がない。尚、井上光晴の作品群は未完なのか完結しているのかよく判らないので別枠に考えたい。
マンガでは石ノ森章太郎「サイボーグ009」、石川賢「ゲッターロボ」シリーズなどが未完作として有名である。永井豪や、前述の松本零士は作品を中途で放棄してしまう事でよく知られているが、白土三平の「カムイ伝」のような作品が未完のまま放棄されてしまう事は憂うべきことである。
作家は作品製造機ではないので、一概にこれを非難するつもりはない。また、無理に完結させてぶち壊しになるケースもあるだろう。ただ、残念な事には違いないし、文化的な損失を悲しく思う。
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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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