時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
アルファベットの略語には警戒しようと思う
十月十日は「萌えの日」であるという。たいした理由ではない。草カンムリを旧字体で記し、字面をじっと眺めると、縦書きで「十月十日」と読めるという他愛ないものである。
この種の言葉遊びでは、松平定信の「宇下人言」がよく知られている。こちらは「定信」の文字を分解したものである。また、諸星大二郎の「西遊妖猿伝」では李元吉が自らの名前を分解し、吾こそ天下を取る宿命にある、と勝手に解釈する場面があった。どうも基になった資料がありそうだが、詳らかにしない。
ついでにいうと、晩年のソシュールの仕事にアナグラム研究というものがある。例えばスキピオの墓碑銘の一文に、無理矢理「SCIPIO」の文字を読み込んでいくというもので、言葉遊びとしてはともかく、学問的には牽強付会というほか無い。尤も、こちらは深層心理学の研究に影響を与えていた筈で、結果的には一定の意義はあったといえそうだが。

ノーベル賞にかこつけて、科学研究に対する助成金を増やそう云々という話がちらほら現れている。だが、金の話が絡むと、何やら胡散臭くなると思うのは私だけだろうか。被災地の「復興」予算の一件もある。そもそもこうした新技術は私達に還元されるのだろうか。金持ちしか受けられない医療技術のままで終わってしまうのではないか等、色々疑問は尽きない。TPP参加で国民皆保険制度が崩壊したら、元も子もないだろう。
折りしもIMF総会が開かれている真っ只中、そんな事を考えた。
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この記事に対するコメント
大地の絶唱
あぁ、縦書きにすればね(笑)  

復興予算も全く関係のない分野に、遣い放題。  

もう、これ以上の「我慢」なんてペテンだ!   

アメリカみたいに虫歯治療に約80万円もかかる社会も真っ平ゴメン。  
【2012/10/11 01:33】 URL | ダムド #- [ 編集]

ヅカの出待ちに影響確認(汗)
IMFとかのせいで警備がややこしくて。非日常でしたの…
いや運よく今夜もう一回、東京宝塚劇場で花組公演を観劇する機会に恵まれたのですが、国際フォーラムでナントヤラだから警備あっちもこっちも。あと友人にご一緒してスターさんの出待ちしたのですが、「警備上」らしい理由であちゃあ狭苦しい事に。いつもより狭いぃ~場所違うぅ~。
そこに「大量の女性客が静かに整列してしゃがみこんで待っている姿」がもの珍しいのか、外国人のオッチャン乱入、更に「沢山の女の子をバックにして写真を撮りたい~」とゴムタイなご要求(あぁエ○おやじ…)。もう笑うしかなく協力してあげていた乙女達に幸あれ。
いちお今回公演に通奏するテーマは「反戦」と「ナチスのユダヤ人弾圧などの差別への抗議」ですから外国人サベツはいけない!でもオッチャンが邪魔でスターさんが自分の位置からは隠れてもぉた…トホホ(ちょい泣)
【2012/10/11 23:10】 URL | ふぶら #- [ 編集]

Re: ヅカの出待ちに影響確認(汗)
サミットやAPECなどの国際会議があるたびに、駅のゴミ箱が封鎖されますね。妙な話で、この理屈だと、東京電力周辺の新橋、有楽町あたりは365日厳戒態勢を敷いていなければならないはずですが・・・
イラク戦争のときの警備もひどいものでした。当時、会社の所用でタクシーに乗ったのですが、運ちゃんと一緒に「何だよこれー」と慨嘆したものです。

>花組公演
それでも観劇そのものに、中止などのトラブルが無くて何よりです。正直、そこまで振り回されたら溜ったものではありません。
【2012/10/13 01:53】 URL | のわーる #- [ 編集]


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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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