時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
旅立ちと胎内回帰
先程漸く帰宅。といっても、週末の抗議行動に参加したわけではない。金にならない残業を続けていたせいである。
色々と自己嫌悪も積み重なっているので、今日も簡潔に。

ジョン・チンダル「アルプス紀行」を漠然と読み進める。出だしからややゴチャゴチャしている感があり、時間がかかりそうな気配。馴染めれば勢いで読めそうな気もするが、疲れた頭には少々辛いかもしれない。
あまり一般的な名称ではないが、ジュール・ヴェルヌ・コンプレックスというものがある。「失われた楽園」を求めて旅立とうとする心理であり、胎内回帰願望の変形であるという。どこかに脱出しようとするのだから、一見逆のような気もするが、同じ根拠に基づいているというのは興味深い。
まあ、旅を夢想することや、実際に旅をする行為全てをコンプレックスに還元するつもりは無い。軽い与太話として聞き流して頂ければと思う。ただ、「ここでないどこか」を求める、映画監督の足立正生のような人には、この概念は当てはまりそうだ。何せ、「胎児が密猟する時」(監督:若松孝二)という、そのものズバリの胎内回帰映画の脚本を担当しているのだから。

※尚、コンプレックスとは心理学でいう「複合観念」のことなので、念のため。
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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
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