時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
人間って、残酷なものですね。
時折、理不尽な悪意をぶつけてくる輩がいる。
居丈高に、「お前は気に入らない!あたしは傷ついた!どうしてくれる!」何を怒っているのか訳がわからないが、こちらは感情を堪えて、取り敢えず丁重に謝罪する。これも仕事だ。
正直、死ねばいいのにと思う。「あたしは可哀相な被害者だ!偉いのだぞ!」とでも言いたいらしい。身勝手な印象論を根拠にヒステリックに被害者ぶる奴、多くないか。まず人の事を指摘する前に、自分はどうか、胸に手を当てて考えてみよう。

ところで、朝の出勤途中、池袋の駅前でそのまんま東が街頭演説を行っていた。築地移転の話をしていたようだが、出社時間も迫っているので聞いている余裕がない。現職の老人は論外として、さて、どうなることやら・・・

ACの新しいCM、「みんなでやれば」と言われると、「こわくない」と答えたくなってしまう。
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「欲しがりません、いつまでも」
石原知事は「今ごろ、花見じゃない。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる」と指摘。さらに「(太平洋)戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい」とも語った。(時事通信)

よっぽど時代を戦時中に戻したいらしいな、このバカは。戦時萌えもいい加減にしろ。
自粛のための自粛。「俺以外の人間が自粛している姿は美しいのだぁ!(感涙)もっと自粛して俺を満足させるのだぁ!」
・・・本当にこの程度のレベルのような気がしてきた。。
いっそのこと、立候補を自粛したらどうだ。

口直し


テーマ:思ったこと・感じたこと - ジャンル:日記

花見の自粛とは、幾らなんでもそりゃないだろう
今日は仕事が休み。だが、映画を観にいく気にもなれない。震災後遺症だろうか。どうも食指が動かない。
図書館で船戸与一「炎の回廊・満州国演義4」を借りる。
皇帝溥儀の即位に始まり、国内では天皇機関説でゴタゴタしている。天皇制を認めるかどうかはさておき、「現人神」が法的概念に馴染まないというのは素朴に考えれば当然だろう。国家を超越した神的絶対者の概念を想定するというのは、近代的な社会の構造として無理がある。このあたり、軍隊内でも一枚岩ではなく、これが後の2・26事件にどう結びついてくるか、目が離せないところだ。

ところで、「さよなライオン」がパーデンネンに見えて仕方がないのは私だけだろうか?

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井上光晴の遺した予言
「(原発の見学の際に)たとえば関東大震災ぐらいの地震が起きたら原発はどうなりますかと、見学者が疑うとしますね。するとそういう質問のボタンを押すんですよ。そうするとスライドがパッと出てきまして、安全だという証明をはじめます。でもそれ以上の震度だったら安全かどうかの答はありません」
(埴谷雄高×井上光晴「現実と想像力」-「文藝」1990年春季特大号掲載)
井上光晴の発言から引用した。一部で「予言者」という異名を持つ井上だが、これについては的中して欲しくなかった。
井上には核汚染を扱った小説「輸送」がある。核廃棄物を搬送する運転手が衝動的な狂気から転落事故を起こし、そこから汚染がどんどん広がっていくというもの。
同じ運命だけは避けて欲しい。祈るばかりだ。

↓イメージ無いのかよ・・・
輸送輸送
(1989/02)
井上 光晴

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歴史小説家としての船戸与一
「金八先生」の番宣が鬱陶しい。武田鉄矢がハンガー持って暴れまくる話だったら観るけどなぁ。勿論、木のやつで(笑)

船戸与一「事変の夜・満州国演義2」、「群狼の舞・満州国演義3」を読了。少し手間取った。このシリーズ、2巻目以降から歴史小説としての層の厚みが増してくるので、1巻目と同じ勢いで読もうとすると戸惑いを覚える。読み方を考えた方がいい。試みに、長兄の敷島太郎を軸にしてじっくり読み込むことに切り替えてみた。つまり、当時の社会背景を語るくだりを、地の文を含め、丁寧に読み進めることにしたのである。
すると、これまでのややロマン主義的な印象はがらりと変わって、十五年戦争期という時代の、凶暴な地響きが聞こえてくるようで圧倒された。これまでの読み方は甘かったな、と反省させられる。
歴史の語り部としての船戸の腕前は、まさに力技とも言うべきで、右も左も吹き飛ばすような峻厳さを備えている。
総括的なことはもう少し先まで読み勧めてからにしたい。再読して整理したい気持ちもある。ちなみに2巻では柳条湖事件、上海事件、血盟団事件、3巻では満州国建国、平頂山事件、山海関事件、熱河侵攻を背景にしている。
「満州国演義」が完結した暁には、船戸にはどんどん歴史物を書いて欲しいと思う。特に明治時代など欠かせないだろう。
(付記)ついに6巻目が出るらしい。タイトルは「大地の牙」。70年代の東アジア反日武装戦線のグループ名から採ったのだろうか?

事変の夜―満州国演義〈2〉事変の夜―満州国演義〈2〉
(2007/04)
船戸 与一

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群狼の舞―満州国演義〈3〉群狼の舞―満州国演義〈3〉
(2007/12)
船戸 与一

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アフリカの幻影
こいつもうイヤだ。
「石原慎太郎、「私は原発推進論者です」と福島で明言」
http://twitter.com/asahi_fukushima/status/51194755857653760

気を取り直して、船戸与一「鬼畜の宴」の感想を記す。実はこの作品、マンガ版を読んでいない。そのため、マンガ版との比較は避け、小説の感想として述べることにしよう。
ざっと見たところ、前作よりも読み応えはあったと思う。無論、主人公の性格設定や、全体のページ数など、多くの制約が設けられてはいる。そのため、ストーリーが充分消化し切れておらず、荒削りな印象も受ける。不満を覚える読者も多いだろう。
だが、これらの制限にもかかわらず、本作は単純なノベライズの罠を免れているように思える。
形式的にはいつものゴルゴ的なストーリーを踏襲しているが、ジンバブエ独立後の迷走や、南アのアパルトヘイト撤廃後も残る様々な確執、シエラレオネ内戦の後遺症といった、アフリカ現代史の深い傷痕がそこに刻印されている。この作品の関心はゴルゴたち暗殺者の動向よりも、寧ろそこにある。
そして、本作における船戸の筆致はまさに現代史の語り部としてのそれである。この間作者は「満州国演義」「新・雨月」といった歴史小説を物しているが、この執筆経験が本作に影響を落としているというのは考え過ぎだろうか。簡潔な作品の背後に、重厚な歴史の厚みが感じられるのだ。
第三世界や下層民衆の世界を描くとき船戸の筆致は生き生きするのだが、本作にもそうした姿勢が窺われたのは嬉しかった。次作でも自分の持ち味を積極的に出して欲しい。

鬼畜の宴 (ゴルゴ13ノベルズ 2)鬼畜の宴 (ゴルゴ13ノベルズ 2)
(2011/03/25)
船戸 与一、さいとう・たかを 他

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「満州国演義」の続編に期待したい。
石原が菅直人のマネをして、浄水場の水をガブ飲みしたそうだ。「二度目は茶番として現れる」というが、カイワレといい、牛肉といい、この手のパフォーマンスは空々しい。
どうせなら原発3号機に溜まっている水を飲めばいいのに。

船戸与一著「鬼畜の宴」を購入。今日発売日にもかかわらず、午前中は置いていなかった。ジュンク堂に入っていないのは妙だ。もしかして震災の影響か?夕方会社帰りに立ち寄ると、あるにはあったが、残り数冊になっている。危ない危ない。やはり遅れていたのだな。
本書は「ゴルゴ13」の小説版第二弾。途中まで読んだところ、シエラレオネの復興運動が基軸になっているようで、前作「落日の死影」以上に期待が持てそうだ。裏切られないことを祈る。
ところで、執筆中断中の「満州国演義」は極めて重要な作品である。こちらについては後日、作品の感想とともに、改めて記すことにしよう。

鬼畜の宴 (ゴルゴ13ノベルズ 2)鬼畜の宴 (ゴルゴ13ノベルズ 2)
(2011/03/25)
船戸 与一、さいとう・たかを 他

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「清廉」な人々の肖像
独裁者がなぜ権力にしがみつくのか考えてみた。
おそらくこの連中は、自分と異なる政策が許せない、折角自分が築き上げた理想を壊して欲しくないのだろう。たとえその「理想」が多くの人を不幸に陥れているとしても。
すなわち、
俺は世のため人のために尽くしている偉大な指導者だ。自分だけが正しい。我こそは真理の体現者である。
他のものには任せられない。仮に別人が指導者の座に着けば、社会は崩壊してしまうだろう。
崇高な使命を達成するためには、自分が指導者の地位にとどまらなければならない。信用できるのは俺のコピーだけである。俺を批判するものは社会を破壊しようとしている邪悪な異常者だ。
・・・こうして独裁者は永続的な地位を築き上げる。
そこにあるのは自分だけの正義を振りかざす増長した政治姿勢であり、他者に対する徹底した蔑視感情である。特に身勝手な政策を乱発する連中にこそ、こうした自己陶酔的な傾向が強い。
正義はハタ迷惑だ、というのは私の好きな鶴見俊輔の言葉である。高邁な理想を掲げる者が、グロテスクな専制支配を築き上げてしまうことは、古今東西珍しい話ではない。

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今日も余震と放射線で明け暮れる。
早朝、余震があった。
「ん?地震か・・・寝よ」
こうした慣れは一番危険なパターンだろうと、我ながらつくづく思う。

水木しげるの震災絵が話題だ。確かに怖いし、そこに甘さは微塵もない。
http://t.co/CsDFToH

震災後、殆ど映画を観ていない。決して自粛しているわけではなく、どうも何となく気が向かないのだ。一口に言えば、心に余裕がなくなっているということだと思うが。
こちらも震災前に借りてきた映画である。
「ゾンビリアン」(監督:ジェイク・ケネディ)
ゾンビ+エイリアンで「ゾンビリアン」。
題名からキワモノ映画を予想してレンタルしたのだが、なかなかの良作だった。
宇宙生物に寄生された人間が次々とゾンビ化していくという筋立てだが、思いの外ドラマ性が強い。
集まった登場人物たちはそれぞれが、訳ありという程ではないが、複雑な過去を負っている。外界から隔絶され、猜疑心と不安感が渦巻く中、彼らは何とか結束して生き延びる方法を模索しようとする。だが、内ゲバによってそれも儘ならず、そうこうしているうちに、仲間達は次々と命を落としていく。
低予算のため、一部セリフで誤魔化している部分もある。だが全体としては、左程失望するようなものではない。結末もややあっけないのだが、充分堪能できる作品だった。

ゾンビリアン [DVD]ゾンビリアン [DVD]
(2008/06/27)
ジェイミー・スコット

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ウソ泣きしたらしい。
石原が泣いたらしいけど、選挙対策のウソ泣きという専らの噂。尤も、この男は特攻隊萌えだから、自分の世界に酔って感極まった可能性もある。
灯火管制とか・・・いい加減にしろよ。

kafka

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サルトルと「飢えた子供」
「飢えた子供の前では「嘔吐」など何ほどのものでもない」
サルトルが「ル・モンド」でのインタビューで答えたセリフである。
言うまでもなく、「嘔吐」はサルトルの代表作。サルトルが文学を否定したとして、この発言が物議を醸したのはよく知られている。この場合、インタビュアーのジャックリーヌ・ピアティエが女性だった為、サルトルがスケベ心を起こして、つい格好をつけて口が滑ったと言う説が有力である(西永良成など)。
私もこの説はかなり正鵠を射ていると思う。およそサルトルという人から文学を取ったら何も残らない。彼の晩年のライフワークはフローベール論「家の馬鹿息子」だった。この莫大な論稿を前にすると、彼にとって文学が骨がらみの問題であったことがよく判る。
いずれにせよ、先の命題は比較の問題として、あまりにも無理がある。今では狂信的な政治主義者以外、あまり相手にされることのない代物である。
およそ創作活動においては、役に立とうが立つまいが、作家は自分の関心事に基づいて作品を紡ぎ出すだけであり、「党に奉仕する作品」だの、「国策に奉仕する作品」など、愚劣の極みでしかない。書きたいものを書け。それだけだ。政治的意義など結果論でしかない。

さて、近頃ある高名なお笑い芸人が、「震災の前ではお笑いは無力だ」とのたまったと言う。
彼が震災にショックを受け、珍妙な被り物をしたりするようなお笑い芸に集中できなくなることは充分理解する。だが、それはあくまでも彼自身の個的な問題である。
お笑いに被災者を救うことは出来ないかもしれない。だが、このような事は、芸人達はそもそも初めから覚悟していた筈ではなかったか。少なくとも、「無力だけども俺にはこれしかないんだ」と活動を続けている人たちを、否定するようなことはして欲しくないと思った。

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嫌な不安感が胸のうちに広がる
家の中で「ポポポポーン」ばかり聞いていても仕方がないので、外出。近所のベローチェで本を読みながら時間を過ごす。色々身の回りの心配事があるのだが、じたばた焦っても仕方がない。
夜になってひどい鬱状態に陥る。かなりヤバい。もう寝よう。

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リビア空爆
震災でバタバタしているうちに、始まっちゃったよ。
石油絡みだな。絶対。


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おまえの夢はどこへ行った
ACのCMにもうんざりしてきたこの頃。

「谺でしょうか?/いいえ、上島です」にしても、みんなよく考えるものだね。

船戸与一「海燕ホテル・ブルー」を読了。
噂にたがわない凡作だった。船戸作品としては最も出来の悪い部類に入るだろう。ファンム・ファタール物というより、ただのバカな男女が殺しあうだけの話。
「弱者の共和国」を夢見る男など船戸作品らしい要素もあるが、作品の本筋には絡んでいない。あくまでも背景として描かれるだけである。復讐話も、そこに主人公が絡むことはなく、あっさりと流されてしまっている。
作者は何が言いたかったのだろう。転向し、世間の垢にまみれ、夢を忘れていく男達の姿を描きたかったのだろうか。そうだとしてもあまりうまくいっているとは思えない。
若松孝二がこの作品のどこに惹かれたのかよく判らない。映画化するならば、大胆に脚色を加えて欲しい。原作の通りだったら納得の行く作品にはならないと思う。
そういえば若松監督は宮城県出身だった。今回の大惨事にどんな思いでいるだろうか。

海燕ホテル・ブルー (角川文庫)海燕ホテル・ブルー (角川文庫)
(2001/09)
船戸 与一

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ゾンビ黙示録
以前予告した「HORDE 死霊の大群」(監督:ヤニック・ダアン、バンジャマン・ロシェ)の感想を記す。
ゾンビといえばイタリアかアメリカ映画と相場は決まっているが、こちらはフランス製のゾンビ映画である。
前半はギャング映画の雰囲気で話が進む。警官の一家が、ギャング団の事務所にカチ込みをかけるというものだが、警官たちがどう見てもマフィアか何かの一族。これに対するギャングのボスは、極めて知的で理性的であり、魅力的な人間として描かれている。彼はナイジェリアで政治的迫害を受けてきたらしいのだが、正直、どちらがギャングかわからない。
さて、この警官一味はあっさり返り討ちに合い、ギャング達に捕まってしまうが、ここで異変が生ずる。建物内にゾンビが徘徊し始め、窓の外を見ると、町のあちらこちらから火の手が上がっており、「最後の審判だ」とギャングが呟く。ギャングと警官達は渋々手を組み、まず建物を脱出しようと図るのだが…

全体のテンポはよく、時間を感じさせない。人としての誇りを最後まで棄てないギャングの親玉と、ただの殺人鬼でしかない女刑事が見事なまでに対照的に描かれている。彼女はゾンビと同類であり、ここでも現代人=ゾンビというテーマは踏襲されている。
ラストの扱いに評価は分かれると思うが、渋い味わいのある引き締まった作品だった。

ザ・ホード 死霊の大群 [DVD]ザ・ホード 死霊の大群 [DVD]
(2010/11/04)
クロード・ペロン、ジャン=ピエール・マルタンス 他

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それにしても福島原発。ホラー映画よりも恐ろしい情況らしい。無論、広瀬隆の話を鵜呑みにする必要はないし、徒に煽り立てるつもりもないのだが、危険な情況であることは認識するべきだろう。

テーマ:最近見た映画 - ジャンル:映画

都知事選は延期すべきである
藤本由香里氏がツイッターで都知事選延期について語っていた。「今のような緊急事態では、有力な候補者と考えられる人はみなこの国難を乗り切ることに必死で、都知事選どころではないような気がする。東京都知事がどさくさにまぎれて決まっていいはずがない」

まことに同感で、地震の混乱に乗じて、火事場泥棒的に首長を決められたらたまったものではない(「天罰」発言もスタンドプレーで掻き消えちまった!)。ましてや日本の首都である、東京都の知事である。
都知事選延期を訴える声を、各所に広めていこう。

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地震の中の日常
出勤。今日は駅前に行列がないのでラッキーと思ったら、ホームから先がなかなか進まない。二台やり過ごして漸く乗車するが、込み具合は相変わらず(おっとっと、また余震だよ、クソ)。相変わらず仕事に身が入らないが、頑張って真面目に業務に取り組む。
原発のニュースは進展がなく、歯痒い思いだ。午後、大規模停電の可能性とのニュースが入る。これを受けてウチの会社も早々に業務終了。ガラガラの電車に乗って帰宅する。あまりに非現実的な事態に、言い知れない不安感が纏わりつく。まるでタルコフスキー監督の「サクリファイス」の世界だ。
結局大規模停電は回避できたようだが、夕方のニュースを見ると会社の最寄り駅で長蛇の列。あの中に巻き込まれたら堪らないところだった。帰り道、「マゼラン 最初の世界一周航海」(長南実訳 岩波文庫)を購入。

フランスのマンガ家達による復興支援サイト
http://tsunami.cfsl.net/

それにしても、こんな中でも日本で公演を続けるシンディー・ローパーは立派なもんだな。頭が下がる思いだ。



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まだ日常に戻れない
電車が動くようになったため、漸く会社に出勤。駅前から長蛇の列が出来ていて、唖然とする。
仕方なく最後尾に並ぶが、意外と早く行列が消化されて行ったので、一安心・・・と思いきゃ、殺人的なラッシュで地獄の通勤時間。これだけの混雑を経験したのは中高生の時分以来か。会社に着いてからもぐったりしたままでなかなか仕事が手につかない。
昼間になってまたもや大きな地震。どうなっているんだー!
それにしても、富士山噴火などとヨタッている某メディアはともかく、原発のニュースは気になる。祈るような気持ちだ。

夜、ustreamで「マンガ・アニメ・ゲーム規制を許さない 我欲・石原都知事に天罰を」を途中から見る。いきなり山本と昼間が大喧嘩・・・
あー!また地震だー!リアルタイムで揺れている!勘弁してくれよ、もう・・・

討論会の話に戻る。規制反対運動が大人し過ぎるとの批判があったが、中野の集会であさの克彦都議にヤジが飛ばなかったのは、皆何が起こっているのか理解できなくて、唖然としていたというのが真相なんだよな。「え?何?どうなっているの?」って感じで。血の気の多い私でさえ、我が耳を疑い、絶句していた程だ。勘違いして拍手している人も多かった。

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混乱いまだ収まらず
会社に出勤しようと家を出たら、電車が止まっている。
やむなくバスを絡めて別ルートで出社しようと頑張ったが、これがかなり厳しい。電車来るのか?
会社に連絡したところ、帰宅できなくなったら困るので、自宅待機でよいと。でも、仕事していないと不安になるのだよな、これが。
帰路、近所のスーパーやコンビニを覗いたら、商品が殆ど無くなっている。牛乳を五本くらい買い占めている爺ィがいたので、ぶん殴ってやろうかと思った。何だかバイオレンスジャックを思い出すこの頃だ。
原発事故のニュースが続く。今度は4号機が火災。ヤバい筈なのだが、段々何が起こっても驚かなくなってくる。

珍太郎が謝罪。言葉が足りなかったってさ。足りていたらもっと凄いことになっていたんだろうな。「間違っていた」と認めたわけではないし。

瓦版に見られるなまず絵(吉田豊著「江戸のマスコミ「かわら版」」より)
chobokure


編集していたら、また大きく揺れ出した。ちなみに今は22:42だ。

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一言添えれば何でもOKなのね
知事には耳障りかもしれないが、早く死んでしまえ。


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何だこりゃ
≪ 副長官番A)節電の要請に訪れた蓮舫・節電啓発担当相と会談した石原都知事。会談後に「震災への日本国民の対応をどう評価するか」と質問したところ、石原さんは「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と述べました≫
http://twitter.com/asahi_kantei/status/47220894023692288

だそうです
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余震が続く中
ヤシマ作戦は不確定要素が多い為、まだかなり流動的。取り敢えず自主的な節電は続けよう。なんだか気を回しているだけで、疲れてくる。
今日はたまたま有休だったのだか、明日の出勤はどうなるのだろう。足がまだダメなので、長距離を歩くのは無理だ…というか、絶対にイヤだ。
石原の野郎はひたすらマウンティングで自分を誇示することしか頭に無いらしい。後知恵を振り回して威張り散らす典型的なパターンだ。ヘドが出そうになる。震災も都知事選に利用するつもりだろうか?

写真は落下してカバーが破損した本。ソルジェニーツインの「収容所群島」。この本、20年以上前に購入したまま、まだ読んでいなかった。



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体中が痛い
ここ数日筋肉痛がおさまらない。無論、歩き過ぎたためだ。特にふくらはぎが酷い。痛み止めを飲んでいないと日常生活もままならず、かなり辛い。
例のヤシマ作戦も自発的協力のみならず、計画停電という形で本格的に発動するらしい。だが、原発情報、やたら話の内容が錯綜していて訳が判らない。どうなっているのだろう。
ところで今朝、テレ東でアニメ番組を放映していたな。さすがというか何というか…お主やるな。

今回の地震だが、世界中のニュースで連日トップ扱いになっている。アルジャジーラでもまた同様で、特に原発の成り行きに大きく注目している(尚、中東情勢はまだ対決が続いている)。世界中が事態を深刻に受け止めているということだ。
そんな中、各国から救助部隊が駆けつけていることには―おめでたいとか批判は受けるかもしれないが―素朴に目頭が熱くなった。一人でも多くの人を救いたい。

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日本のいちばん長い日
昨日の顛末を記しておこう。

石原慎太郎、出馬宣言。どうしてくれようか…
そんなことを考えながら仕事をしていると、部屋が揺れ始めた。ん?地震だ。・・・これは大きい!
思わず椅子から降りてしゃがみ込んだ。だが、揺れがなかなか収まらない。不安が大きくなる。
ふざけるんじゃねえ、いつまで揺れてんだ!
50階近くのフロアなので、建物のせいで揺れているのか、元の地震の規模が大きいのかわからない。軽く乗り物酔いがした。
取り敢えず、PCのネットで確認する。社用のため閲覧制限がわずらわしい。宮城県で大規模な地震だ。被害の規模はどうだろう。この時点で特に記載はないが、業務に影響はありそうだな。
ビル内の放送が流れる「この建物は安全で、倒壊の危険性はありません」。信用できねえ!どこで手抜き工事が行われているか、わかったもんじゃない。
そうこうしているうちに15時を回っていた。休憩時間だ。余震が続くが、オフィスはまったりとした雰囲気で、世間話に花が咲く。特に何かが壊れたということもないので、あまり緊張感がない。
少しずつ情報が入ってくる。大津波が予想されるとのこと、かなりヤバいらしいが、数字だけではピンとこない。窓の外を見ると、遠くお台場方面で煙が上がっていた。
休憩時間はとっくに終わっているが、業務を再開する様子がない。仲間にメールしたところ、とんでもない事態になっているらしいという返事が返ってきた。電車も復旧する見込みがないのでは、と不安が頭をよぎる。どうしよう。マンガ喫茶も満員だろう。
家が近い同僚が次々と帰宅し始め、やがて「今日は解散」との指示がなされた。残った同僚達と暫らく駄弁くっていたが、電車もエレベーターも動かないままなので、このまま待っていても帰宅が遅くなるだけだと判断する。帰宅ルートを調べ、地図をダウンロード。頑張れば二時間ほど歩けば帰宅できるか?
階段を延々と降りるが、何十回もぐるぐる回ることになり、目が回る。9.11のWTCもこんな感じだったのだろうか。本当に倒壊しないだろうな。
ビルの外に出ると人通りも多く、車も込み合っている。意を決して家路に向かう。まずは食糧確保と、コンビニで一口サイズの菓子パンとスポーツドリンクを購入。MP3プレイヤーを装着し、準備万端。やたら荷物が重い点を除けば、ナイトハイクの心境だ。
しかし、駅前は酷い渋滞と人込みだ。歩いていてもなかなか思うように進まない。ヘルメットを被っている人も時折見受けられた。途中の電気屋で、初めて津波の映像を目にした。町全体がごっそり河まで流されている。大変だぞ、こりゃ。
漸く自宅と電話が通じ、安否の確認。私の部屋が滅茶苦茶になっているらしい。まぁ覚悟はしていたが。
二時間で帰宅するというのは目算が甘かった。地図で見る以上に遥かに距離感があり、変わりばえのしない町並みの中を、延々と歩く。道行く人は皆同じような境遇なのだろうか。皆、ひたすら黙々と歩き続けている。途中、踏切が閉まっているのを見かけるが、回送電車がちんたらしたスピードで通過していった。まだ復旧の見込みは立たないらしい。
結局、自宅に着いたのは歩き始めてから三時間以上経ってからだった。部屋に入ると、あーあ、大惨事。積み上げた本とCDがグチャグチャのシッチャカメッチャカ。母親が、テレビがおかしくなった、全然映らないと騒いでいる。よく見たら、ケーブルが外れているだけだった。おいおい。
疲弊した体に鞭打って、部屋の片付けにいそしむ。数時間したら大分落ち着いてきた。なぜか行方不明だったCDも発見できた。PCを立ち上げると、マシンは無事のようで安心する。アルジャジーラでも地震がトップニュースだ。色々情報が欲しいが、寝る場所も確保できたので取り敢えず寝る。午前二時ごろだった。

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寝る場所を確保中
会社から三時間かけて歩き、漸く帰宅。TVで被害の実態を知り、唖然とする。
我が家も部屋の中が大惨事。バカヤロー!やり場のない怒りをぶつける。
地震発生時からの詳細は後程纏めよう。

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揺れた揺れた
高層ビルの上の方で働いているのだが、ムチャ揺れた!石原の野郎が一枚噛んでいるに違いない!
…冗談はともかく、どうやって帰宅するか思案中だ。トホホ。
今日は寝る。
坂上二郎が亡くなった。嘗てはコント55号も野球拳で散々叩かれたものだが、いつの間にか「偉大なコメディアン」という扱いになってしまっている。日本社会の御都合主義にも言いたいことはあるが、取り敢えず今日は自重しておこう。

先日観た「HORDE 死霊の大群」や、「創」4月号についても言及したいのだが、長くなりそうなので、例によって後日にまわす。いずれも語るべきことが多いのだ。このところ寝不足が続いているので、今日は早めに切り上げたい。身体がもたない。
ところで、慎太郎サイドに不穏な動きがあるらしいが、ガセネタであって欲しい。冗談じゃないよ、まったく。

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

走れ、ゾンビ!
「ゾンビランド」を観る。段々この映評もゾンビ映画千本ノックの様相を呈してきたな。
一口にゾンビ映画といっても、その傾向は多岐にわたる。本作は軽妙なタッチで作られた、コメディ映画である。
世界中がゾンビに覆われつくした中、独自のサバイバル・ルールに基づいて生き延びた主人公。そんな彼が、わずかに生きながらえた仲間達と共に旅に出る。
道中、喧嘩をしたり、手ひどい裏切りにも遭遇する。だが、いつしか彼らの間には家族共同体的な関係性が芽生え、親密な一体感に結ばれていく。最終的に主人公は、これまでの自分はゾンビと同じ、生きた屍のようなものだった、自分が求めていたものは、こうした「家族」だったのだと結論する。
ゾンビがやたら元気に走り回るが、あまりホラー色は強くなく、爽やかな後味を残す作品だった。

なお、後半にビル・マーレイがカメオ出演するが、確信犯的な出オチで、予想通りの展開を見せてくれている。

ゾンビランド [DVD]ゾンビランド [DVD]
(2011/02/04)
ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ 他

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ビン・ラディン大いに語る
「オサマ・ビン・ラディン発言」(ブルース・ローレンス編 河出書房新社)を読了する。
ビンラディンの主要な声明やインタビュー(無論、信憑性のあるもの)を集めた書物である。キワモノ志向もここまで来たかと言われてしまいそうだが、彼らの言い分にはやはり興味がある。
内容的にはアメリカ批判、イスラエル批判、中東の世俗的権力者批判である。大雑把に見てアメリカ批判の部分には左程奇矯な点はない。アメリカの資本主義は自らの利益のためにムスリム達を蹂躙してきた、というものであり、チョムスキーなどのアメリカ批判とも共通する。イスラエルについては多言を費やす必要もないだろう。
テロリズムも辞さない<ジハード>を呼びかける点では、さすがにドン引きするが、これは多くのムスリムも同様だと思う。多くの若者の情熱を<死>へと駆り立てる煽動は、立場の如何を問わず、あまりにも無責任だ。
また、彼はしばしばイスラム圏に駐留する米軍を「十字軍」という文言で表記するが、これにも異論がある。ブッシュJrのような徒輩はともかくとして、アメリカの軍事政策の動機は宗教にあるのではなく、利権にある。わかった上で用いたレトリックなのかは不明だが、一応指摘しておく。
中東の権力者批判については、今日の中東情勢を見る限り、かなりの部分、当たっているといわざるを得ないだろう。腐敗した王族、独裁者が人々の苦しみをよそに権力をほしいままにしている事実はビン・ラディンのロジックでさえも許されるものではない。無論、今日のジャスミン革命の動機は、これら権力者が教義を裏切っているからではなく、人々を裏切っているからである。このことは強調するまでもないだろう。
その他、細かい部分では、彼が用いる譬え話などで興味深い点は多々あった。また、金利ビジネスを強く非難していることなどは意外だった。このあたりは、彼が原理主義者たる由縁なのだろう
書物としてはかなりボリュームがあるが、内容的には繰り返しが多く、半分ほど読むと飽きてくる。だが、彼の主張に耳を傾けるためには恣意的な編集は避けるべきであり、このような体裁をとるのは致し方ないことだろう。
読み通すには少々体力がいるが、決して無駄ではなかったと思う。

オサマ・ビン・ラディン 発言オサマ・ビン・ラディン 発言
(2006/08/29)
ブルース・ローレンス

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事件を喜んで利用する外道ども
TBSテレビに対する怒りが収まらない。何が何でも熊本の事件の原因を、マンガとゲームのせいにしたいらしい。「容疑者は米を食べていた。米が事件の原因だ。米食が青少年の心を蝕んでいる!コメを禁止しろ!」というのと全く同じである。
TBS製作の「劇場版こち亀」では、さぞかし健全な道徳が説かれているのだろう。両さんは立派な市民の模範生として描かれているのだろう。「清く正しく美しく、皆さんお手手を繋ぎましょう」そんな映画に違いない。
この連中は視聴率獲得のためイメージを操作し、規制を散々煽っておきながら、マンガが生む利益の旨い汁だけは吸い尽くそうというのである。ここには他者を骨の髄まで利用し尽くそうとする、マスメディアの浅ましい姿が露呈している。事件の発生を一番喜んだのはこの連中ではなかったか。
これを頽廃の極みと呼ばずして何と呼ぼう。こんな下劣漢どもに潰されてたまるか。

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のわーる

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首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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