時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
デニス・ホッパー死す
そうそう忘れるところだった。デニス・ホッパーが亡くなったのだ。
寝る前にイージー・ライダーのサントラを聴くとしよう。自分で編集したオリジナル版で。
そういえば学生時代、ノンセクトグループにたむろしていたヒッピーが「イージー・ライダーのバラード」を四六時中歌っていたのを思い出した。嫌な思い出だ。

イージー★ライダー コレクターズ・エディション [DVD]イージー★ライダー コレクターズ・エディション [DVD]
(2010/03/19)
デニス・ホッパージャック・ニコルソン

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イージー・ライダー ― オリジナル・サウンドトラックイージー・ライダー ― オリジナル・サウンドトラック
(2000/10/25)
ステッペンウルフロジャー・マッギン

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まだ疲れが取れない。
昨日の続きを書く予定だったが、時間がかかりそうなので別の話題。

「華宵のおしゃれ教室」をパラパラ眺める。画集、イラスト集にはあそび心が無くてはならない。これが私の持論である。単に絵を収録しただけのものは、資料ではあっても書物とは言いがたい。
ではこちらの書物はどうか。これはなかなか心地よくあそべる書物である。
解説も行き届いていて楽しい。
イマジネーションの館へようこそ。

華宵のおしゃれ教室―麗し乙女のロマンチック・バイブル (らんぷの本)華宵のおしゃれ教室―麗し乙女のロマンチック・バイブル (らんぷの本)
(2007/12)
不明

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下品こそ人生の華~「トラック野郎」オールナイトに行ってきた(1)
noribumi
オールナイトはお祭りである。そもそも劇場で映画を観る事は、それ自体、祝祭的要素を含むものである。
そして、オールナイトはその最たるものであるといえるだろう。
今回のオールナイトは鈴木則文監督のトークショーが用意されていた。ファンにとってはまさにお祭りにふさわしいイベントである。
監督たちが姿を現すと、早速「鈴木ソクブン監督ー!」といった歓声が起こった。
鈴木監督は数年前、写真で見たときより少し瘠せた感があったが、偉業を成し遂げた後の、穏やかな表情があった。この小柄な人物が、あの大傑作「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」を生み出したのかと思うと、不思議でならない。その後大病を患ったとはいえ、この体のどこにそんなパワーが秘められていたのだろうか。
そう思いながらも同時に私は、太宰治が吉本隆明に語ったという、次の言葉を思い出していた。
「君、男性の本質は何だかわかるかね。マザーシップだよ、優しさだよ」
そういえば、この人の映画の底流にも常に優しさが流れていた。パワーの源泉は案外そこにあるのかもしれない。

トークショーでは、撮影所とロケーションとの勝手の違い、セックスそれ自体をテーマにするということの特異性(実はポルノ映画の中でもかなり異色)、トラック野郎のメッセージ性等々、多岐にわたった。
夢のような時間が過ぎていった後、再び後方から
「鈴木ソクブン監督ー!楽しい映画をどうも有り難う!」
これだけ愛された監督を私は知らない。
(尚、残念ながら、約一名「もう疲れたよ」「まだ喋んのかよ」等々野次を飛ばしていた馬鹿がいた。席が近かったので小突き回してやろうかと思ったが、こちらの気分がさらに腐りそうなので、自重。案の定、トークショーの後に劇場職員から厳重注意を受けていた。何しに来たんだ、あいつ)

※写真は鈴木監督のサイン本。基本的にサインをしない人なので、かなり貴重。

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

イラスト「不思議の国のアリス」
ティム・バートンの「アリス~」公開記念として、少し前に描いたバカバカしいイラスト、というか落書き。
3D映画はどうも観る気がしないので、結局未見のまま。食わず嫌い?ごもっとも。
ただ、もっと観たい映画が、他に沢山あるというのも事実。
シュヴァンクマイエルの「アリス」は素晴らしかったが。
Alice

雨が降りそうだな…
「聖獣学園」(監督:鈴木則文 脚本:掛札昌裕 鈴木則文)評判の高い作品だが、思ったほどではない。
期待が膨らみ過ぎたのと、作業をしながら観ていたのが祟ったと思われる。今度、改めてもう一度観てみよう。
聖獣学園 [DVD]聖獣学園 [DVD]
(2003/10/21)
多岐川裕美山内えみこ

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MP3プレーヤーがぶっ壊れた。音楽は再生できるが、液晶画面が表示されない。やはり安物は駄目なんだなぁ。メモリースティックとしてはまだ有効かな。
非実在青少年問題~「週刊金曜日」も重い腰を上げたか?
cool

「週刊金曜日」(5/28号)に「秋葉原 ジャパン・クール」と題する、良質な記事が掲載された。東京都青少年条例に関するもので、その骨子を簡単にまとめると、以下の通りとなる。

「改正」案は内容が極めて曖昧であり、これでは行政の匙加減で表現物の○×が左右されてしまう。
これは「法治」ではなく、「人治」であり、為政者としてあり得べからざる頽廃である。
さらに、こうした動向は個人の内心に対する行政の介入であり、性的嗜好に対する取締りを意味する。
公権力にそのような資格は無い。このような表現規制は社会の末期症状の表れである。


委曲を尽くしていて、殆ど付け加える事がない。
この雑誌はこれまでこの問題にかなり及び腰というか、やたら立場がぶれていたように思える。
過去には、曖昧な言い回しながら、表現規制を支持しているように受け取れる記事さえ見受けられた
そんな中、力のある規制反対の記事が掲載された事は歓迎すべき事である。

↓この件以来「もう二度とこの雑誌は買うものか!」と思っていたが、今回は例外的に購入を決めた。
http://blog.iwajilow.com/?eid=1007578

もっと安ければいう事無いのだがなぁ…

ネズミ現る?
寝違えたらしく、一日中首が痛い。
近所のツタヤに行ったら、いつの間にか貸出しルールや料金が変更になっていて驚く。今まで旧作しか借りてなかったからなぁ。ヤレヤレ。
都条例の件、色々情報が出ているが、まだまだ予断を許さない情勢で、気が抜けそうにない。

またまた我が家にネズミが出没している気配。寝る前に罠を仕掛けなくては。
nezumitori

今日もなんか眠い
松本清張「神と野獣の日」読了。清張唯一のSF小説である。
とある大国から偶発的な事故により、核兵器が東京に飛来してくるというパニック・ストーリー。
傑作とまではいかないにしろ、ユニークな佳作。
神と野獣の日 (角川文庫)神と野獣の日 (角川文庫)
(2008/05/24)
松本 清張

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クソでもくらえ!~「非実在青少年」 
嘗てサド侯爵は言った。「いつになったら君等は、人間を閉じ込め死なせる学よりも、人間を知る学を尊重するようになるのだろう」と。
こんな愚かな条例のために、人生の貴重な時間を費やさなくてはならない事が実に不愉快だ。
まったく、筒井康隆の小説じゃあるまいし…

「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案に反対する請願署名」
http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2010/05/post-6e5c.html




話題の「キャタピラー」について
映画「キャタピラー」(若松孝二監督)の主題歌が話題らしい。そういえば、予告編に流れてたな。元ちとせの「死んだ女の子」。
http://www.wakamatsukoji.org/
来月から沖縄で公開の筈だが、主題歌って、この時期に決まるものなのか?

●題名のこと
この映画は元々原題どおり「芋虫」の名が冠せられていた。私自身、トークショーで「次回作は乱歩の「芋虫」です」と監督から直接聞いている。ところが周知のように、出来上がった作品のタイトルは「キャタピラー」(英訳しただけだが)。
もっぱらの噂では、乱歩の遺族と折り合いが付かなかったため(おそらく金銭面)、別題で製作される運びとなったという。この種の改題は珍しい事ではない。寺山修司の「百年の孤独」も原作者ガルシア・マルケスの了解が得られなかったため、「さらば箱舟」の題で公開されている。

●原作との乖離
また、この作品について、一部で「製作者は原作を読んでいない、理解していないのではないか」との声が聞こえる。
無論、乱歩の「芋虫」は反戦小説とは言いがたい。若松もそんな事は百も承知だろう。
そもそも、若松プロの映画作りは昔からそうだった。「金瓶梅」を革命劇にしてしまった過去もあるわけで、今に始まった事ではない。
何よりも、彼は60年代のアングラ文化の真っ只中を駆け抜けてきた張本人である。見くびってはならないだろう。
いずれにせよ、その成果がどう出るか。公開が楽しみなところである。

旧予告編

鈴木則文映画まつり
新文芸座の鈴木則文特集。今日で終わっちゃうんだなぁ。結局、観たのは「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」「温泉スッポン芸者」「徳川セックス禁止令」「忍びの卍」の4本のみ。
お気に入りの「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」を大スクリーンで観ると言う贅沢を体感しようかと思ったが、さすがに時間的に厳しく断念。鈴木監督のトークショーにも出席できず(こういう時に限ってなぜ仕事が入る!)、色々悔いが残った。


徳川セックス禁止令 色情大名 [DVD]徳川セックス禁止令 色情大名 [DVD]
(2008/05/21)
杉本美樹三原葉子

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「徳川セックス禁止令」は再見だが、やはり面白い。杉本美樹のお姫様ぶりもなかなか決まっている。
刑法175条(猥褻罪)を徹底的に笑いのめした作品で、東京都でふざけた条例が企てられていることを考えると、非常に現代的ですらある。というより、性表現に対する蔑視感情が40年前からまるで変化していない(むしろ退化している)事を嘆くべきなのだろうか。
「腰巻製の赤旗」のギャグには今回はじめて気付き、吹き出した。
最高だね。このあっけらかんとした大らかな世界。こういう作品も最近めっきり少なくなった。

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

ご挨拶
はじめまして。のわーると申します。映画や書物の感想、その他日常のもろもろの瑣事など、そこはかとなく書き綴るブログです。
かなり好き勝手な事を書き散らす予定ですが、その辺はどうかご容赦を。
それでは、宜しくお願いします。

ike001



プロフィール

のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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