時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
故宮のことなど
ドナルド・トランプが故宮を訪れたという。嘗ては紫禁城と呼ばれた、あの故宮である。古くは明の時代。永楽帝の治世にまで遡るこの途轍もない建築物は東アジアの壮大な遺産だが、このブラックゴーストの手先のような男が足を踏み入れたかと思うと実に不快だ。まあ、それは嘗ての日帝にしても同様なのだが。

わたしがここを訪れたのは初夏のころであるが、流石に北京随一の観光地だけあって、人だかりが並大抵ではない。北京の街では杭州と違い、何故かあまり多くの人が歩いているのを目にしなかったが、観光地となると別格である。
さて、この故宮であるが、とんでもなく広いのである。広大な土地のでかい建築物の向こうに出ると、まただだっ広い広場の向こうにでかい建物がある。この繰り返しで、いつ果てるとも知れない壮大さには圧倒される。因みにこの故宮、内部の財物は国共内戦時に悉く台湾に持ち去られたため、わたし達がここで目にできるのは壮麗な建物のみである。
ふと上方に目をやると、漢字の脇に見慣れない文字が見える。ああ、満州文字だ。現在では殆ど使われることの無くなった文字であるが、この不思議な書体がこうして鮮やかに描かれているのを見ると、明から清朝に至る歴史の重みの刻印を感じ取る思いがした。この国の歴史の厚みは、そのグロテスクな側面も含め、並大抵ではない。

この後、天安門でひと悶着あったのだが、それは別の機会に記そう。

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湖のある風景
仕事の関係(一応)で、再び中国に赴いた。杭州である。
3日目の朝方に時間があったのでホテル付近を散策する。現地スタッフの話では、ここから西湖までは一時間程だという。さすがに一時間は歩けない。取り敢えず、行ける所まで行ってみよう、と一人でぶらりと歩き始めた。杭州の町並みは人通りが多い。行き交う人は十人十色である。電動キックボードに乗る人を見かけた。中国では自動車もバイクも電動化が進んでいる。問題は電力をどう供給しているかだが。原発はかの地でもあまり評判はよろしくないだろう。そんなこんなを考えながら、雑然と混み合った大通りを30分ほど歩く。と、大きな湖に出た。西湖だ。何だ、一時間もかからない。
西湖はほとりを歩くのが一番気分がいい。この後、遊覧船に乗る機会があったが、印象深いのは周辺の雰囲気である。朝方は太極拳に励む人がいるというが、この日は見られなかった。
司馬遼太郎は西湖の風とその匂いについて言及していたが、特に匂いは感じられない。だが、この雰囲気はとても落ち着く。写真を撮り、暫くぶらぶらと散策した後、ホテルへと帰還した。

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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