時を告げない大時計
映画やら書物やらをめぐる、つれづれなる断想など
時間がないので備忘録的にとどめておく。

読んだ本
・Jean-Paul Sartre 'engrenage'

観た映画
・96時間
・96時間レクイエム
・孤狼の血
・GODZILLA 決戦機動増殖都市
・黒い太陽731

さて、個人的なことだが、暫く周辺に情報が入らなくなりそうだ。ちょっとそういう地域に遠征するので。
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2017年の映画 私的ベスト&ワースト
映画を観る本数が激減してしまったこの一年、このランキングに意味があるのかどうか判らないが、取り敢えず今年も記してみる。


1位 ブレードランナー2049(監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
ただひたすらヴィルヌーヴの美学に圧倒された。ここでリドリー・スコットと同じものを求めるのは全くナンセンスである。尚、主人公を苦悩させる「自分の生きてきたこの現実が全てイカサマだった」というのは一応の原作者であるP.K.ディックお馴染みのテーマである。
ところで、「大義のために死ぬことこそ人間らしい」という台詞の解釈には異論がある。この主人公は大義のために「デッカードを殺害せよ」という任務を帯びるが、実際には殺すことなく彼を救助している。わたしはここに「大義なんか糞食らえ」というメッセージを見たのだが、どうだろうか。むしろ、「自分が正しいと思う道を選択せよ」という力強い訴えを込めているように思えた
八紘一宇、五族協和の王道楽土、東洋平和のためならば等々、この国はもっともらしい「大義」のために散々人々を振り回してきた。もううんざりだ。莫迦莫迦しい。大義なんぞに殉じるな。

2位 メッセージ(監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)同じ監督の作品が続いてしまうのは面白くないが、致し方ない。ひたすら静謐で美しい映画である。

3位 キングコング 髑髏島の巨神(監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ) これも「メッゼージ」と同様、過去にレビューしたのであまり付け加えることは残っていない。

この後、敢えて順位はつけないが、「ダンケルク」、「ノーゲーム・ノーライフ・ゼロ」、「攻殻機動隊」などが続く。意外にも先日観た「スターウォーズ 最後のジェダイ」がなかなかの良作だったのは印象に残った。このシリーズにはいつもギクシャクした感触を覚えてきたのだが、今作に対しては素直に魅力を感じた。また、切通理作の「青春夜話」が初監督作にもかかわらずパンチ力を持っているのは特筆すべきである。

ワーストは「きみの声をとどけたい」の一点である。この作品については散々悪態をついてきたので一々繰り返さないが、これだけは絶対に許せない。


旧作で印象に残った作品としては「南京!南京!」(監督:陸川)、「神様メール」(監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル)を挙げておきたい。特に後者は、この息苦しい時代に風穴を開けるような爽快さに満ちている。


今年一年の総括といえば、「クソである」の一言しかない。共謀罪の成立に始まる安倍政権の悪政については言うまでもないが、一方でミニストップ騒動への追随に見られるように、多くの運動圏の悪辣な本性が露呈された。真理性の名の下に人間の規格化を要求する、只のスターリン集団だ。さっさとくたばれ。

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読んだ本、観た映画 2017.11.14
読んだ本、観た映画の題名を備忘録的に記しておく。感想はおいおい記すことになるだろう。他にも読んだ本があるような気がするが、思い出せない。物忘れが進行するのは面白くないもので、差し当たり記録を残すことでこれに抗いたい。
「まどマギ」は数ヶ月前に観たのだが、感想を記すのを忘れていたのでここに書き留めておく。ちなみに、わたしの評価は今回も高くない・・・というより低い。

読んだ本
村上春樹「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」
カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」

観た映画
「魔法少女まどかマギカ 叛逆の物語」監督:宮本幸裕
「フランドル」監督:ブリュノ・デュモン
「ブレードランナー2049」監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(こちらは二回観た)
「高慢と偏見」監督:ロバート・Z・レナード
「高慢と偏見とゾンビ」監督:バー・スティアーズ

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生きてさえいれば
選挙結果は虫唾が走るので、今更語りたくも無い。イバンカの来日ではしゃぎまわる莫迦については、来世でのやり直しを待つ他無い。そうこうしているうちに、その父親が来日した。この男の言動にもうんざりだ。戦争をけしかけろとでも言うつもりか。
そんなこんなで、映画の話題である。

ダンケルク 監督:クリストファー・ノーラン
ダンケルクの壮絶な史実はよく知られている筈であるが、この日本においてはそうでもないらしい。ドイツ軍に追い詰められた英仏軍が、ダンケルクからイギリスに向けて大脱出を敢行したという出来事である。ポール・ギャリコの小説の題材にもなっていた筈である。この小説にインスパイアされたキャメルがアルバムを製作しているが、まあその話はどうでもいい。
映画は様々な人間模様の中に、勇気、怯懦、献身、エゴ等々をちりばめて描き、なかなか見ごたえがあった。無論、敗走の記録には違いない。そのため、カタルシスの無さに不満を描く人もいるかも知れない。だが本作に描かれているように、一兵卒にとって真に英雄的な行為とは、生きて帰ってくることである。ここを勘違いして欲しくないと思う。

トランスフォーマー・リベンジ 監督:マイケル・ベイ
間違えて借りてしまったのだが、取り敢えず我慢して観た。ただただ、ひたすら詰まらない映画だった。おかげで完全に調子が狂った。勘弁してくれ。

他に、「ブレードランナー2049」、「フランドル」を観ているが、ブレランはもう一度観てから感想を述べておきたい。さしあたり実に重厚で、尚且つしっとりした味わいのある作品だったことは報告しておく。



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ミサイルが騒がしいので映画の話をしよう
観た映画のレビューが大分遅れていたので、走り書き程度だが簡単に印象を記す。放っておくとそのまま放置することになってしまいそうなのだ。とにかく漠然と「観た事がある」という印象に終わらせたくはない。ひと言でもふた言でもいいから、何らかの記録に留めておくことは有益な筈である。

フューリー(監督:デヴィッド・エアー)  かなり前に観たのでもう記憶も薄れてしまったが、出来の悪い戦争映画という印象だけは残っている。捕虜虐殺の場面だけは鮮烈だったが、ドイツ人女性の描き方など、舐めているとしか思えない。

スーサイド・スクワッド(監督:デヴィッド・エアー) 凶悪犯罪者を警察力として活用するという話。「ワイルド7」みたいなものかと思ったらアメコミヒーロー物の番外編みたいなものらしい。映画雑誌ではかなり評判が悪かったのだが、それほど出来の悪い作品というわけでもなかった。勿論素晴らしい作品というわけでもない。

アイアンマン (監督:ジョン・ファヴロー)  軍需産業を経営する主人公が、アフガン戦争に巻き込まれたことから自らをサイボーグ化。これまでの自分の過ちを認め、すっかり改心してヒーローとなる。結論としては、思った程悪くない。正直、舐めていたと反省した。今日の社会問題と繋げようとするのは、大人の鑑賞に堪えうる作品を意識しているのだろう。

無限の住人 (監督:三池崇史 脚本:大石哲也)  原作を途中まで追っていたのだが、途中で「アフタヌーン」誌の購読自体をやめてしまった。単行本もそれ以来追っていない。作者のアートの外連味が徐々に鼻についてきたのもある。さて、三池の映画の方はガッツリと斬り合いをしていてなかなかいい。この点勝新の座頭市を思わせる。ただ、殺陣の連続で、途中で飽きてくる感が無くもない。

メッセージ (監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)  所謂ファースト・コンタクト物。わたし達にとって、本当に対話が必要とされるのは誰に対してなのか。それがこの映画のテーマだろう。 亦、主人公の最後の選択について議論があるが、別に奇異なものとは思わない。野暮ったく言えば、「この先哀しい運命が待ち受けているとしても、自分はその(予知された)未来によって支えられてきた。だからそれを決して否定したくない」ということなのだろう。

ダイナマイトどんどん (監督:岡本喜八 脚本:井手雅人 古田求)  言わずと知れた岡本喜八の怪作。やくざ達が斬った張ったの抗争を続ける代わりに、野球大会で決着をつけるというもの。マンガ作品で散々剽窃された話だが、「戦後」をずっしりと引き摺り続ける登場人物の姿には厚みを感じる。

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (監督:ジョー・ジョンストン)  第二次大戦中の米・欧を舞台に、改造人間となった主人公が活躍。何故か「未来少年コナン」を意識したような場面が見られ、なかなか小気味いい。わざわざ日系兵士を登場させたのは「日本アニメへのオマージュ」を示したかったのか。

ノーゲーム・ノーライフ・ゼロ (監督:いしづかあつこ 脚本:花田十輝)  TV版の主人公兄妹にそっくりな主人公と恋人が、不毛で絶望的な戦争を終結させるために奔走する。TV版のコメディとは打って変わってシリアスな悲恋物語である。予想外の良作だった。

オデッセイ(火星の人) (監督:リドリー・スコット) 近年のスコットにしてはマシな作品。火星に取り残された主人公が帰還するまでの話である。オーソドックスなストーリー展開で、評価としては「まあまあ」といった所。それにしても、やはり近年のアメリカ映画では、中国の存在が無視できなくなっているのだな。製作側のオトナの事情ばかりでもあるまい。

トランスフォーマー (監督:マイケル・ベイ)  一応良くできてはいるが、主人公の女蕩しぶりにまるで共感できないのが難点。内容は、主人公の青年が金属生命体と共に、地球の危機を防ぐというもの。「犠牲無くして勝利なし」というセリフについては、「取り敢えず犠牲者を出せば勝利する」という特攻神話を過去に持つわたしたちとしては、受け入れがたい。尚、このセリフはわが国の「ガールズ&パンツァー」でもパロディ的に流用された。

この他、「リリカルなのは Reflection」は続編があるので、まとめてレビューする予定。他に「南京!南京!」という問題作があるのだが、これはじっくりと時間をかけて感想を記してみたい。

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のわーる

Author:のわーる
首都圏に生息する一介の映画バカ。といってもまだ映画歴は浅いため、大家の作品をあまり見ていなかったりする。
たまに衝動的におかしな絵を描いたりもする。
尚、この「のわーる」という名前は同名の素晴らしいアニメ作品とは直接関係は無く、サド侯爵の登場人物の名に由来するものである。



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